英雄の願いも、眠れる獅子を目覚めさせることはできなかった。
かつてのビッグ6の一角、トッテナムの降格が現実味を帯びている。
イングランド・プレミアリーグのトッテナムは5月20日(日本時間)、敵地スタンフォード・ブリッジで行われたリーグ戦第37節でチェルシーに1-2で敗北を喫した。
この敗北による衝撃は計り知れない。下位3チームが自動降格となるなか、トッテナムは降格圏ギリギリの17位に低迷。18位ウェストハムとの勝ち点差はわずか「2」にまで縮まっており、チェルシー戦での黒星は残留争いにおいて致命的なものとなった。
試合内容も惨憺たるものだった。前半18分にエンソ・フェルナンデスに先制ゴールを許して主導権を握られると、後半にはアンドレイ・サントスに追加点を献上。後半29分にリシャルリソンが1点を返して意地を見せたものの、反撃はそこまでだった。何よりファンを逆なでしたのは、残留への執念が微塵も感じられない無気力なプレーと、一向に改善されない守備の不安、そして迷走する試合運びそのものだった。

試合前、昨シーズンまで絶対的エースとして君臨したソン・フンミン(現LAFC)は、英『BBC』を通じて「トッテナムがチェルシーを相手に良い結果を出し、プレミアリーグに残留できることを願っている。遠く離れた場所からいつも応援している」とエールを送っていた。しかし、ピッチ上の現実はあまりにも残酷だった。
試合直後、トッテナムOBのジェイミー・オハラ氏の怒りは頂点に達した。英『トークスポーツ』によると、オハラ氏は「我々は完全に終わっている。毎試合、相手の餌食になっているだけだ。完全にゴミのようなパフォーマンスだ」と猛烈な批判を展開。「試合前から結果は見えていた。0-2で引き離されるだろうと思っていたが、その通りになった。本当にひどいチームだ」と言葉を強めた。
批判の矛先は特定の選手にも向けられた。「ランダル・コロ・ムアニは今すぐチームを去るべきだ。このチームの選手たちにはトッテナムのユニフォームを着る資格すら残っていない」と主張。続いて「今のトッテナムを見ていると反吐が出る。どう応援し続ければいいのかさえ分からない。自分の人生で見きた中で間違いなく最悪のトッテナムだ」と嘆き、「トッテナムはチャンピオンシップ(2部)にいるべきレベルだ。プレミアリーグに残る価値などない」と、屈辱的な言葉で古巣を突き放した。

チェルシー戦の敗北に加え、前日に同じくロンドン北部を本拠地とする宿敵アーセナルが、22年ぶりのプレミアリーグ制覇を成し遂げたことも、トッテナムファンにとっては屈辱に拍車をかける形となった。
名門トッテナムの運命は、文字通り最後の一戦に委ねられる。トッテナムは25日、エバートンとのリーグ最終戦に挑む。同時刻、残留を争うウェストハムはリーズ・ユナイテッドと対戦する予定だ。トッテナムが「2部転落」というクラブ史上最悪のシナリオを回避できるのか、世界中のサッカーファンが固唾を呑んで見守っている。
(記事提供=OSEN)
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