頂点に立った瞬間にも人種差別か。
海外サッカーでアジア人差別が横行しているとい声が相次いでいる。
5月31日(日本時間)、ハンガリー・ブダペストのプスカシュ・アレーナで行われたPSGとアーセナルのUEFAチャンピオンズリーグ決勝は、PSGがPK戦(4-3)の末に勝利し、2連覇を達成した。イ・ガンインは韓国人選手として初となる2シーズン連続でCL優勝トロフィーを掲げる快挙を成し遂げた。

しかし、肝心の優勝セレモニーの瞬間、イ・ガンインはまともにスポットライトを浴びることができなかった。主な放送局は選手たちのトロフィーリフトを生中継したが、いざイ・ガンインの番になると、突然カメラが引きの全体アングルへと切り替わった。前後の選手たちのセレモニーは顔のクローズアップとともに詳細に映し出されたが、イ・ガンインの場面だけが妙に短く、遠目から捉えられたため、ファンの不満が爆発し、ネット上では「またアジア人選手だけが無視された」「明白な差別ではないか」といった反応が相次いだ。
実際、欧州で活躍するアジア人選手たちが同様の論争に巻き込まれるケースは後を絶たない。過去にはバイエルン・ミュンヘンのキム・ミンジェが優勝セレモニーの中継映像や公式写真の選定において、その比重が著しく低いという指摘を受けていた。
さらに、こうした冷遇は韓国人選手だけにとどまらない。最近も平河悠(ハル・シティ)や長谷川唯、藤野あおば(マンチェスター・シティ)といった日本人選手が、イ・ガンインと同様にセレモニーで露骨にカットされたり不当に扱われたりする被害に遭っていると、ファンの間で物議を醸しているのだ。

アジア人選手たちが欧州最高峰の舞台で大きな成果を残しながらも、注目度や商業的なスポットライトにおいて相対的に相対的に冷遇されているという不満は、以前から根強く提起されてきた。過去にはパク・チソン、ソン・フンミン、キ・ソンヨンといった韓国のレジェンドも対象となっている。特に日本や韓国のファンの間では、「決定的な瞬間のたびに、繰り返し同じようなことが起きている」という怒りの声が少なくない。
もちろん、単なる演出上の偶然や編集上のミスである可能性もある。しかし、度重なる状況の連鎖に、アジアのファンが抱く落胆と不信感はさらに強まっている。当の選手たちは不満の一言も漏らさず、チームメイトとともに満面の笑みを浮かべ、喜びを分かち合っている。しかし、トロフィーを掲げる歴史的な瞬間さえまともに映し出されなかったという事実は、ファンに大きな苦い後味を残すこととなった。


