俳優のキム・スヒョン側が、悪質な疑惑を捏造したとして拘束されたYouTubeチャンネル「カロセロ研究所」の代表キム・セウィに対し、強力な民事責任を追及する方針を明らかにした。
刑事処罰にとどまらず、数百億ウォン(約数十億円)規模の損害賠償請求を通じて経済的責任も問う構えだ。
キム・スヒョンの法定代理人であるコ・サンロク弁護士は6月1日、韓国YTNのラジオ番組『賢いラジオ生活』(原題)に出演し、キム・セウィの拘束について「結果を重く受け止めながらも歓迎している」と述べた。
コ弁護士は、「カロセロ研究所は、確認されていない情報をもとに虚偽の事実を流布したり、有名人を攻撃したりする行為を繰り返してきた」とし、「社会から隔離されていなければ、同様の被害が今後も発生していた可能性が高い」と主張した。
さらに、民事訴訟の必要性を強調した。コ弁護士は「刑事処罰も重要だが、民事上の損害賠償請求を通じて厳格な判断を受けることも重要だ」とした上で、「出所後も同じような行為を繰り返せないよう、経済的基盤そのものを崩すレベルの責任が必要だ。強い抑止力となる判例が出るべきだ」と訴えた。

キム・スヒョン側は現在、キム・セウィらを相手取り、120億ウォン(約12億円)規模の損害賠償請求訴訟を提起している。さらに最近では、請求額を300億ウォン(約30億円)規模に引き上げる案も検討していると伝えられている。
また、コ弁護士はキム・セウィが負う法的責任は極めて重いものになるとの見方を示した。「最終的に巨額の損害賠償責任が認められれば、キム・セウィ氏の資産では到底賄えないだろう。一生かかっても返しきれないほどの負債を抱えながら生きていくことになるかもしれない」と述べた。
さらに、「仮に再生手続きや破産手続きに入ったとしても、不法行為による損害賠償責任は免責や減額の対象にはならない」と強調した。

現在、キム・セウィは、故キム・セロンさんが未成年だった頃からキム・スヒョンと交際していたという内容や、キム・セロンさんの死の原因としてキム・スヒョン側による債務返済の圧力があったとする趣旨の虚偽事実を流布した疑いなどを受けている。
また警察は、キム・セウィがカカオトークのやり取りを編集し、AI技術を利用して音声を改変したとみられる状況も把握していると伝えられている。
5月26日に拘束されたキム・セウィは、拘束から5日後の31日、ソウル中央地方法院に拘束適否審査を請求した。審問は6月2日午後、同裁判所で行われる予定だ。
◇キム・スヒョン プロフィール
1988年2月16日生まれ。2011年に放送されたペ・ヨンジュン企画のドラマ『ドリームハイ』(KBS)で一躍人気を集めた。日本でも大ヒットしたドラマ『星から来たあなた』で演技力が高く評価され、アジア各国で不動の人気を誇る。また、主演を務めた2024年の『涙の女王』が世界的なヒットとなり、韓流スターとしての地位を盤石にした。内向的な性格を心配した母親から演劇を勧められたことをきっかけに、俳優を志すようになった。
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