「髪型がダサい」の声まで…ソン・イェジンも標的に 韓国芸能界で続く“スタイリング論争”の息苦しさ | RBB TODAY

「髪型がダサい」の声まで…ソン・イェジンも標的に 韓国芸能界で続く“スタイリング論争”の息苦しさ

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「髪型がダサい」の声まで…ソン・イェジンも標的に 韓国芸能界で続く“スタイリング論争”の息苦しさ
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女優ソン・イェジンの授賞式でのスタイリングをめぐり、韓国ネット上で賛否が分かれている。

きっかけは、6月8日にソウルで行われた「第46回黄金撮影賞」の授賞式だった。

【写真】賛否が分かれたソン・イェジンの髪型

この日、ソン・イェジンは淡いピンクのロングドレス姿で登場。過度な装飾や派手な柄ではなく、清潔感のある色味と美しいシルエットで見せるドレススタイルだった。

首元と鎖骨のラインをすっきり見せるスクエアネックのデザインも、彼女らしい上品さを引き立てていた。

ただ、視線を集めたのはドレスだけではない。

ソン・イェジンに「似合わない」

ソン・イェジンはレイヤードされたショートボブ風の髪型に、黒のストラップサンダル、カラフルなネイルを合わせていた。

これまでの清純で優雅なイメージとは少し違う、軽やかでトレンド感のあるスタイリングだった。

ところが、このスタイルに一部ネットユーザーが反応した。「ドレスは女神なのに髪型が…」「ダサい」「髪型が似合わない」「ドレスと靴、ヘアの組み合わせが合っていない」「レトロすぎる」といった声が出たのだ。

ソン・イェジン
(写真提供=OSEN)賛否が分かれた「第46回黄金撮影賞」授賞式のソン・イェジン

もちろん、肯定的な反応もある。「新しい雰囲気が良い」「上品で新鮮だ」といった意見も見られた。それでも、韓国メディアが「スタイリング論争」として報じるほど、議論は広がった。

本人はどう反応したのか。ソン・イェジンは自身のSNSにフォトウォール写真を投稿し、「ありがとうございます」とだけ記した。反論するでもなく、説明するでもない。ただ一言、感謝を残した。

この淡々とした対応が、むしろ今の韓国芸能界にある空気を浮かび上がらせている。

ソン・イェジンは、韓国を代表するトップ女優の一人だ。

『私の頭の中の消しゴム』『ラブストーリー』『愛の不時着』などで広く知られ、日本でも知名度が高い。清純さと上品さを兼ね備えた女優として、長く愛されてきた存在といえる。

その彼女でさえ、授賞式に一度登場すれば、髪型、靴、ネイル、ドレスとの相性まで細かく論評される。

今回の論争で興味深いのは、衣装そのものが大きく破綻していたわけではない点だ。ドレスはむしろ好評だった。賛否が分かれたのは、主に髪型との組み合わせだった。

つまり、明らかなミスというより、「自分の中のソン・イェジン像」と違うという違和感が、批判として表に出た形に近い。

ソン・イェジン
(写真提供=OSEN)ソン・イェジン

もちろん、ネットユーザーが芸能人のファッションに感想を持つこと自体は自然だ。授賞式ファッションは、見られるためのものでもある。ドレス、ヘア、メイク、アクセサリーまで含めて、スターのイメージを作る重要な要素であることも確かだ。

ただ、その感想が「好き嫌い」を超えて、「似合わない」「この髪型はやめたほうがいい」「スタイリストを変えたほうがいい」といった改善要求に変わると、話は少し違ってくる。

同じようなスタイリング論争は、最近も起きている。

5月の「百想芸術大賞」では、女優ハン・イェリのドレスも話題になった。胸元に花のような装飾が施された個性的な白いドレスに対し、一部ネットユーザーからは「目玉焼きみたいだ」「ワーストドレッサー」といった反応が出た。

ハン・イェリ
(写真提供=OSEN)「百想芸術大賞」に参加したハン・イェリ

これに対し、ハン・イェリはSNSで「誰が何と言おうと、私のドレスが一番きれいだった」「私が着たいドレスを着ただけ」と明かした。さらに、スタッフたちは最善を尽くしてくれたとも伝えた。

ソン・イェジンが「ありがとうございます」と受け流したのに対し、ハン・イェリは「自分が選んだ、自分が気に入っている」と明言したのだ。

“改善要求”が現実を動かしたケースも

ただし、スタイリングへの指摘がすべて過剰だとは言い切れない例もある。代表的なのが、女優ソン・ジヒョだ。

2021年、ソン・ジヒョはショートカットにした姿を披露したが、その髪型をめぐって賛否が分かれた。さらに同年、授賞式「2021 Asia Artist Awards」のレッドカーペットで着用したロングコートの裾がほつれていたことも問題になった。

ソン・ジヒョ
(写真提供=OSEN)「2021 Asia Artist Awards」に参加したソン・ジヒョ

ここで重要なのは、ファンの不満が単なる「好み」だけではなかったことだ。髪型については本人の選択の問題がある。しかし、コートの裾がほつれていたことは、スタイリストチームの管理ミスとして見られても仕方ない部分があった。

実際、ソン・ジヒョのファンは当時、「スタイリング改善」を求める声明文まで発表した。スタイリストの交代、コンセプトに合わない衣装の着用禁止、ヘアメイク全般の改善などを求めたのだ。

その後、ソン・ジヒョはYouTubeチャンネルで、ショートカットについて「お酒をたくさん飲んで、自分で切った」と明かした。「うちの子たち(スタイリストたち)の悪口は言わないでほしい」とも説明、少なくとも髪型をめぐる騒動は一段落した。

一方、衣装をめぐる問題は別だった。後にソン・ジヒョは新しい所属事務所と契約し、スタイリングにも変化が見え始めた。バラエティ番組『ランニングマン』では、ブラック・ウィドウを思わせるオールブラックの衣装で登場し、出演者たちからも「本当にかっこいい」「今日はシックだ」と称賛された。

結果的にソン・ジヒョのケースでは、ファンの不満がスタイリング面の変化につながったようにも見える。

だからこそ、この問題は単純ではない。

スタイリング批判には、明らかな管理ミスを指摘する意味がある場合もある。公式の場で準備が不十分だったという声が、プロの仕事への正当な批判になることもある。

しかし、それと「髪型が自分の好みではない」「ドレスがイメージと違う」という主観的な不満は分けて考える必要がある。

ソン・ジヒョ
(写真提供=OSEN)ソン・ジヒョ

芸能人のスタイリングに対する批判は、しばしば「愛情」から始まる。好きな俳優には一番きれいに見えてほしい、魅力が最大限に引き出されてほしい。そう願う気持ち自体は理解できる。

ただし、その感想が「もっと似合うものがあると思う」ではなく、「変えろ」「やめろ」「スタイリストを替えろ」という命令に変わった瞬間、それは応援ではなく介入に近づく。

ソン・イェジンの今回の論争も、その延長線上にある。彼女のスタイリングを「失敗」「似合わない」と決めつけ、本人やスタッフが間違った選択をしたかのように語る空気には、やはり息苦しさがある。

批判への反論でも、スタイリングへの弁明でもない、ソン・イェジンの「ありがとうございます」という一言は、そんな時代に対する、静かで大人な返答だったのかもしれない。

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《スポーツソウル日本版》

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