BTSの釜山公演を控え、日本人ファンの“被害”が注目を集めている。
予約したホテルから暴言を吐かれ、強制キャンセルされたという。
6月9日、BTSのファンである日本人のAさんは、宿泊予約プラットフォームを通じて釜山のホテルを予約したあと、チェックイン方法やエレベーターの有無、予約が自動キャンセルされる可能性などについて問い合わせた。最近、釜山の一部宿泊施設が既存の予約を一方的にキャンセルしているというニュースを受け、不安を感じて確認のために連絡したという。
しかし、ホテル側は問い合わせに答える代わりに、「乞食みたいな×××が何なんだ」という凄まじい暴言を放った挙句、「予約キャンセル。お疲れ様」と一方的に予約を打ち切ったというのだ。
AさんはSNSに実際のメッセージのやり取りを公開し、「翻訳機を使っても信じがたい内容だった」「こんな場所に泊まらずに済んで、むしろ良かった。別の宿を確保した」と明かしている。ただし、「恨みを買ったり営業妨害として非難されたりする恐れがあるため、ホテル名は公開しない」とし、予約プラットフォーム側に通報して対応を待っていると説明している。

今回の事件は、すでに炎上していた釜山の宿泊施設のぼったくり論争に油を注ぐ結果となった。
韓国政府によると、5月29日までにBTS釜山公演関連の宿泊トラブルにまつわる通報は、計311件に上り、このうち「一方的な予約キャンセル」が256件(82%)と大部分を占めているという。釜山警察庁は、既存の予約をキャンセルしたあと、同じ客室をより高い価格で再販売した疑いがある宿泊施設を詐欺容疑で捜査している。
韓国政府は、価格引き上げや再販売を目的に予約を一方的にキャンセルした場合、手付金の返金に加え、キャンセルされた宿泊料金の200%を追加で賠償させるよう、「消費者紛争解決基準」の改定を推進中だ。また釜山市も宗教界や大学、公共機関などが参加する「公共宿泊プロジェクト」により、代替宿泊施設26カ所(約1700人分)を緊急確保した。
なお、BTSは12・13日の2日間、ワールドツアーの一環として釜山公演を開催する。2022年10月の「2030釜山世界博覧会」誘致祈願コンサート以来、約3年8カ月ぶりとなる釜山公演ということもあり、ファンの期待が高まる一方で、受け入れ側のモラルが問われる事態となっている。


