謝罪したはずが、火に油を注いでいる。
ユーチューバーグループ「コムドット」のやまとが、TOMORROW X TOGETHER(TXT)ヨンジュンのグッズと酷似したデザインを披露し、批判を浴びている。
問題になったのは、やまとが6月9日にインスタグラムのストーリーズで公開したキーホルダーだ。
黒のパーカーを着て、風船ガムを膨らませたキャラクターのデザインで、これがヨンジュンのソロ作品『GGUM』の関連グッズと酷似しているとの指摘が相次いだ。
批判を受け、やまとは6月10日、インスタグラムで謝罪。「TXTとYEONJUNのファンの皆さん、不快な思いをさせてしまって申し訳無かったです。流石にパクリすぎました」とデザインの酷似を認めたうえで、「速攻で作り直します」とした。
一見すると、問題を認めて作り直す意思を示したようにも見えるが、TXTファンの受け止め方は違った。
「流石にパクリすぎました」は謝罪なのか
日本のSNSでは、やまとの謝罪文に対する批判が相次いでいる。

特に問題視されたのは、「流石にパクリすぎました」という表現だ。
ファンからすれば、ヨンジュンの『GGUM』のビジュアルやグッズは、単なるキャラクター商品ではない。ソロ作品の世界観と結びついた、アーティストにとってもファンにとっても重要な表現物だ。

それを「パクリすぎました」と軽い調子で認める言い方は、謝罪というより“ノリ”に見えた。さらに「流石に」という言葉から、「少しなら真似しても良かったのか」「もともと似せる意識があったのではないか」と受け止める声も出ている。
また、「TXT」「YEONJUN」に敬称を付けていなかったことも、ファンの反発を招いた。日本のファンからは、「TXTさん、YEONJUNさんではないのか」「申し訳ありませんでした、ではないのか」といった指摘も見られる。
もちろん、敬称の有無だけが問題なのではない。相手の創作物やファンへの敬意が、謝罪文から十分に感じられなかったことが、批判を大きくしたのだろう。
謝罪とは、ただ「悪かった」と書けば済むものではない。特に相手の作品やアーティストのイメージに関わる問題では、どの言葉を選ぶかが重要になる。
今回のやまとの投稿は、デザインの酷似を認めながらも、その言葉遣いがあまりに軽く見えた。だからこそ、火消しではなく、火に油を注ぐ結果になってしまった。
韓国ファンは「またか」と反応、なぜ?
この騒動は、日本国内だけでなく韓国のファンの間にも広がっている。

韓国のオンライン上では、「日本の有名ユーチューバーがヨンジュンのガムフィギュアと似たグッズを作ろうとして、ファンの抗議で取りやめることになった」といった形で情報が共有された。
韓国ファンからは「これを謝罪文といえるのか」「ファンが指摘しなければ、本当に公式グッズとして制作していたのか」といった反応が出ている。
特に目立つのは、「またヨンジュンのガムフィギュアが…」など、「またか」という受け止め方だ。
なぜなら、ヨンジュンの『GGUM』フィギュアをめぐっては、過去にも別のグッズとの類似疑惑が取り沙汰されたことがあるからだ。
事の発端は2025年8月、HYBEの公式MDアカウントで、ENHYPENの「Artist-Made Collection by ENHYPEN POP-UP」の販売商品が公開されたことだった。
そのなかに含まれていたソンフンのフィギュアキーホルダーについて、ヨンジュンの『GGUM』フィギュアとポーズや衣装、全体的な雰囲気が似ているという指摘が出た。

さらに、ENHYPENの公式YouTubeに公開された制作ビハインド映像のなかで、ヨンジュンの『GGUM』フィギュア関連写真が、参考資料のように置かれていたとの主張もTXTファンの間で広がった。
そのためTXTファンはSNS上で、販売中止や謝罪を求めるハッシュタグ運動を展開した。
TXTはBIGHIT MUSIC、ENHYPENはBELIFT LABに所属しており、どちらもHYBE傘下のレーベルだ。そのため、ファンの間では「同じHYBE内で起きた類似疑惑」として、より複雑に受け止められた。
ただし、この件はあくまで類似疑惑にとどまり、少なくとも事務所側が盗用を認めたわけではない。TXTファンの抗議が続くなかでも、ソンフンのフィギュアキーホルダーは販売された。
それもあって、韓国ファンの間には「ヨンジュンの『GGUM』フィギュアがまた軽く扱われた」という不満が蓄積していた。今回、やまとのグッズが似ていると指摘されたことで、その記憶が再び呼び起こされた形だ。
やまとは「速攻で作り直します」としており、問題のグッズをそのまま進める意思はないとみられる。
ただ今回の騒動は、単純な“パクリ疑惑”ではなく、ファンにとっては過去の苦い記憶を呼び起こすものでもあった。それを踏まえたうえで、問題を認めた側がどう謝罪したのかを見ると、日本と韓国のTXTファンの怒りがなぜ広がったのか理解できる。
「流石にパクリすぎました」は、はたして謝罪の言葉だったのか。少なくとも、多くのファンにはそう受け止められなかったようだ。
◇ヨンジュン プロフィール
1999年9月13日生まれ。本名チェ・ヨンジュン。2014年に他事務所のオーディションに合格し練習生となったが、その後現在の所属事務所Big Hitエンターテインメント(現HYBE)からスカウトされた。練習生時に実施される月末テストでは、ダンス、ボーカル、ラップの部門で常に1位を獲得し、“Big Hit伝説の練習生”として注目を集めた。2019年3月にTOMORROW X TOGETHERとしてデビュー。最も涙もろいメンバーとして知られており、詩を読んで目頭を熱くする場面や、デビューショーケースの舞台裏で涙する姿も話題に。
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