デスクセットアップに際してのデスクといえば、FlexiSpotの電動昇降デスクが定番だ。しかし、「人と同じは面白くない」と語るガジェット系YouTuberの「のらくらガジェット」のNorakuraさんのデスクは、黒を基調とした落ち着いた雰囲気の中に、マニアックな機材選びと日本の伝統工芸品が共存する独特の世界観を持つ。
PC内部にフィギュアを飾れるクリアパネル筐体、球体デザインの高級スピーカー、漆塗りのリストレスト、LEDが色変わりするギミック付きケーブル、そしてプロ向けの珍しい左手デバイス「Orbital2」。
高価な機材を揃えることよりも、自分が納得できる配置と雰囲気づくりを重視する、Norakuraさんのこだわりデスクから、快適なデスク環境を作るヒントを探ってみよう。
机はよくあるFlexiSpotではなく…Manabe Interior Hearts「Ford」で個性を出す
デスク環境を語る上で避けて通れないのが、土台となるデスクそのもの。在宅ワークやクリエイター界隈では、FlexiSpotの電動昇降デスクが圧倒的な人気を誇る。しかしNorakuraさんが選んだのは、Manabe Interior Heartsの「Ford」という横幅120cmの木製デスクだ。
特に注目すべきは、キーボードスライダーの活用法。通常はキーボードを置くスペースだが、Norakuraさんはここに充電ステーションや巻き取り式USBケーブルを配置している。
定番や流行を選ばず、自分の使い方に合ったデスクを選ぶ。その姿勢が、彼のデスク環境全体のユニークさにつながっている。

フィギュアを飾れるマニアックなクリアパネルPC!iiyama「LEVEL∞」
スケルトンケースで光アイテムを取り入れたデスクトップPCを自作するユーザーを見かけることがあるが、NorakuraさんのPCはiiyamaの「LEVEL∞」。最初から側面が強化ガラスのクリアパネルになっており、内部のパーツやLED照明が見える仕様だ。
PC内部には彼のお気に入りのフィギュアが並び、RGB照明でライトアップされている。排熱音が気になるというものの、「見せる」ことを意識したPC選びは、デスク環境を自分だけの空間にする第一歩だ。

Creative「Pebble Nova」——球体デザインの高級スピーカー
デスク上で一際目を引くのが、Creativeの「Pebble Nova」。球体を思わせる丸みを帯びたデザインが特徴的な、同社スピーカーシリーズの最上位モデル。その名の通り「小石(Pebble)」のような有機的なフォルムが目を引く。
ただ、こだわりは見た目だけではない。
「素晴らしいくらいの迫力のある音も鳴らしてくれます」
コンパクトながら存在感のあるデザインは、黒基調のデスクに映える。音質と見た目の両方にこだわったスピーカー選びは、長時間デスクに向かうクリエイターにとって重要な要素だ。

FILCO漆塗りリストレスト——伝統工芸とハイテクの融合
キーボードまわりにも、Norakuraさんのこだわりが凝縮されている。MelGeekの「MADE68 Air」RGBキーボードと組み合わせているのが、FILCOの「Wood Urushi-nuri Wrist Rest (Ginga)」だ。
職人の手作業による漆塗り仕上げで、見る角度や光の当たり方によって表情が変わる。
「光の当たり方によって見え方が違うのですごい気に入ってます」
ハイテクなRGBキーボードと伝統工芸品のリストレスト。この組み合わせこそが、Norakuraさんが目指す「和とハイテクの共存」を体現している。

色が変わるLED付きコイルケーブルのギミックが楽しい!Attack Shark「C07」
キーボードとPCを接続しているのは、Attack Sharkの「C07」というコイルケーブル。ただのケーブルではない。マグネット着脱式で、色が変わるLEDインジケーターが付いているのだ。
「トントンとすると、色が変わってくれます。なかなか面白いギミックですよね。こういうのも私は大好きです」
細部のアクセサリーまでこだわることで、デスク全体の統一感と「自分だけの空間」という特別感が生まれる。

Brain Magic「Orbital2 STERNA」——プロが使う珍しい左手デバイス
Norakuraさんのデスクで最も珍しいツールが、Brain Magicの「Orbital2 STERNA」。円形のダイヤルとボタンを組み合わせた独特の形状を持つ、左手で操作するクリエイティブコントローラーだ。
「こんな感じでくるくるっと回したりして、動画編集等ですごい活躍してくれる左手デバイスになってます」
Orbital2は、円形のダイヤルとボタンを組み合わせた独特の形状を持つデバイス。プロの動画編集者やイラストレーター、3DCGクリエイターなどが使用する、いわば「知る人ぞ知る」ツールだ。タイムラインの操作、ショートカットの実行、パラメータの微調整など、様々な操作を左手だけで直感的に実行できる。
Stream DeckやTourBoxなど、クリエイター向けの左手デバイスは増えているが、Orbital2はその中でも特に操作性に優れた珍しいツール。初期投資は大きいものの、長期的には作業効率の大幅な向上につながる。

SwitchBotスマートプラグ+NFCタグでワンタッチ照明制御
Norakuraさんのデスク環境で最も先進的なのが、スマートホーム連携だ。SwitchBotのスマートプラグとNFCタグを組み合わせ、デスク周りの照明を一括制御している。
デスクマットの下にNFCタグを隠しておき、スマートフォンをかざすだけでデスク全体の照明がON/OFFできる仕組み。
IKEAやニトリの照明、RGB機器など、複数の照明をまとめて制御できるのがポイント。スマートホーム機器は高価なイメージがあるが、SwitchBotのようなエントリーモデルなら手軽に導入できる。

定番にとらわれない、自分だけのデスク環境づくり
Norakuraさんのデスク環境は、「定番を選ばず、自分に合ったものを選ぶ」という哲学が貫かれている。FlexiSpotではなくManabe Interior Heartsのデスク、マニアックなiiyamaのPC、球体スピーカー、漆塗りのリストレスト、光るケーブル、珍しい左手デバイス。どれも「自分が納得できるから」選ばれた機材たちだ。
「高い製品置いてるからと言っていいデスクっていうわけでもない」
「自分の中ではあの満足してるデスクですし、それがデスク作りで1番重要かなと大切なところかなと思うので」
そう話す彼の言葉は、デスク環境を考えるすべての人に響くはずだ。定番にとらわれず、自分の好みと作業スタイルに合わせて、長時間過ごしたくなるデスク環境を作ってみてはいかがだろうか。
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