前回大会開催国が4年越しにワールドカップ初勝利を目指す。
カタール代表は6月14日4時(日本時間)、米カリフォルニア州サンタクララのサンフランシスコ・ベイエリア・スタジアムで行われる北中米ワールドカップ・グループB第1節でスイス代表と対戦する。
前回の2022年大会は開催国としてW杯初出場も、3戦全敗のグループ最下位で早期敗退に終わったカタール。2024年アジアカップでは史上5カ国目の連覇を達成したが、北中米W杯アジア3次予選ではイランやウズベキスタンなどと同居したグループAを4位で通過。4次予選を経て2大会連続2回目のワールドカップ出場を決めた。
カタールがW杯アジア予選を通過したのは今回が初。本大会ではスイスのほかカナダ、ボスニア・ヘルツェゴビナと同居したグループBを戦う。
チームを率いるのは、スペイン代表やレアル・マドリードなどの指揮官を歴任したフレン・ロペテギ監督。同郷のルイス・ガルシア前監督の後任として昨年5月に就任した名将のもと、ワールドカップ初勝利を目指すカタール代表で注目選手を紹介する。
モハメド・ムンタリ(32)
ガーナ出身のストライカー。前回大会ではグループステージ第2節セネガル戦でゴールを決め、同大会チーム唯一にしてカタール史上初となる得点を挙げた。かつてはアル・ドゥハイルで元日本代表の中島翔哉とチームメイトで、現在所属するアル・ガラファではFC東京にも在籍した元韓国代表DFチャン・ヒョンスとチームメイト。現代表ではバックアップの立ち位置だが、2大会連続でW杯ゴールを記録することはできるか。

アクラム・アフィフ(29)
2度のアジアカップ優勝に大きく貢献した、カタールが誇る絶対的エース。Aマッチ通算133試合出場、41ゴールを記録しており、2024年のアジアカップでは決勝のヨルダン戦でPKによるハットトリックを達成し、大会MVPと得点王に輝いた。2019年にはAFC年間最優秀選手を受賞し、所属するアル・サッドでもゴールを量産。ボリューム感のあるアフロヘアーがトレードマークだ。

マシャアル・バルシャム(28)
スーダンにルーツを持ち、2021年東京五輪の走高跳で金メダルを獲得したムタズ・エサ・バルシャムを兄に持つ守護神。前回のW杯では2試合でプレーし、Aマッチは通算52試合出場と豊富な経験を持つ。2024年アジアカップで大会最優秀GKを受賞し、所属するアル・サッドではアフィフらとともに2025-2026シーズンのACLE準々決勝でヴィッセル神戸と対戦した。
アルモエズ・アリ(29)
Aマッチ通算60ゴールを記録しているカタール代表の歴代トップスコアラー。スーダン出身で幼少期にカタールへ移住し、2019年アジアカップでは日本との決勝で得点するなど大会通算9ゴールの活躍で優勝に貢献し、大会MVPと得点王を獲得した。北中米W杯アジア3次予選でも8試合で5ゴール1アシストを記録するなど決定力は健在。現在も所属するアル・ドゥハイルでは、ムンタリ同様にかつて中島翔哉と共闘。前回W杯は全3試合出場も無得点に終わったが、今大会でゴールネットを揺らすことはできるか。
ハサン・アルハイドゥース(35)
歴代最多のAマッチ通算188試合出場を誇るカタール代表の生ける伝説。キャプテンとして時刻をアジアカップ連覇に導いた経験豊富なトップ下であり、一度は2024年3月に代表引退を発表したものの、2025年7月に電撃復帰を果たした。2007年のプロデビューからアル・サッド一筋で、2011年のACL優勝も経験している。

カタール代表は14日にサンフランシスコ・ベイエリア・スタジアム(アメリカ・カリフォルニア州サンタクララ)でスイス代表、19日にBCプレイス(カナダ・バンクーバー)でカナダ代表、25日にシアトル・スタジアム(米ワシントン州シアトル)でボスニア・ヘルツェゴビナ代表と対戦する。グループステージ全3試合は、スポーツ動画配信サービス『DAZN』で独占ライブ配信予定だ。


