森保一監督の元チームメイトが率いるオーストラリア代表が、2大会連続の決勝トーナメント進出を目指す。
オーストラリア代表は6月14日13時(日本時間)、カナダ・バンクーバーのBCプレイスで行われる北中米ワールドカップ・グループD第1節でトルコ代表と対戦する。
日本やサウジアラビアなどと同居したアジア最終予選を2位で通過し、6大会連続7回目のワールドカップ出場を決めたオーストラリア。今大会ではトルコのほかアメリカ、パラグアイと同居したグループDを戦う。
チームを率いるのは、現役時代にサンフレッチェ広島で森保一監督らと共にプレーし、クラブではメルボルン・ビクトリーなどを指揮したトニー・ポポヴィッチ監督。アシスタントコーチのハイデン・フォックスも広島OBだ。ここでは北中米ワールドカップで注目すべきオーストラリア代表選手を紹介する。

ネストリ・イランクンダ(20)
圧倒的なスピードを武器とする若きアタッカー。タンザニアの難民キャンプでブルンジ人の両親のもとに生まれ、生後3カ月の時に家族でオーストラリアへ移住した。2023年U-17アジアカップでは準々決勝の日本戦で得点するなど4試合3ゴールと躍動。同年11月のバイエルン・ミュンヘン移籍で欧州に進出し、現在はイングランド2部のワトフォードでプレーする。20歳で挑むワールドカップでポテンシャルを発揮できるか。
ミロシュ・デゲネク(32)
日本でもプレーした経験豊富なディフェンダー。クロアチア出身でセルビア人の両親を持ち、ユーゴスラビア紛争の影響で幼少期にオーストラリアへ移住した。2017~2018年に横浜F・マリノスに在籍し、当時は元日本代表DF中澤佑二氏らと最終ラインを組んだ。2018年ロシア大会、2022年カタール大会に続き自身3度目のワールドカップでも頼れるベテランとしてチームをけん引する。
ジェイソン・ゲリア(33)
ウガンダ人の両親を持ち、対人守備とフィジカルの強さを武器とするディフェンダー。2018~2020年にジェフユナイテッド市原・千葉でプレーし、2025年からアルビレックス新潟に所属して昨季J1リーグは通算11試合1ゴール。今年のJ2・J3百年構想リーグでは22試合に出場した。新潟の選手としては史上3人目のW杯メンバー選出。唯一のJ2リーグ選手として、33歳で初めて世界の舞台に立つ。
テテ・イェンギ(25)
FC町田ゼルビア所属選手として初めてワールドカップに臨む大型ストライカー。南スーダン出身の父親とイギリス出身の母親を持ち、身長197cm・体重83kgと優れたフィジカルを強みとする。これまでイングランド下部やスコットランドのクラブを渡り歩いたが、今年1月に期限付き移籍加入した町田でJ1百年構想リーグ15試合3G、ACLEで7試合3Gと好調をアピール。これまで世代別を含めて代表歴はなかったが、町田での活躍からA代表に初招集され、W杯メンバーにも選出。世界を相手にサプライズを起こせるか。
ハリー・サウター(27)
198cmの長身を誇るセンターバック。スコットランド生まれで同国の世代別代表でプレーしたが、U-23代表より母親の祖国であるオーストラリアを選択。2021年の東京五輪や前回のカタールW杯、2024年アジアカップに出場した。スコットランド代表として今大会に臨む兄のジョン・サウターとともに、兄弟で異なる国を背負ってW杯に臨む。

オーストラリア代表は14日にBCプレイス(カナダ・バンクーバー)でトルコ代表、20日にシアトル・スタジアム(米ワシントン州シアトル)でアメリカ代表、26日にサンフランシスコ・ベイエリア・スタジアム(米カリフォルニア州サンタクララ)でパラグアイ代表と対戦する。第3節のパラグアイ戦はスポーツ動画配信サービス『DAZN』で独占ライブ配信予定だ。


