前回大会で唯一“王者”に勝利したサウジアラビア代表が、32年ぶりの決勝トーナメント進出に挑戦する。
サウジアラビア代表は6月16日7時(日本時間)、米フロリダ州マイアミガーデンズのマイアミ・スタジアムで行われる北中米ワールドカップ・グループH第1節でウルグアイ代表と対戦する。
日本やオーストラリアなどと同居したアジア3次予選(最終予選)は3位通過。その後アジア4次予選を経て3大会連続7回目のワールドカップ出場を決めた。今大会ではウルグアイのほかスペイン、カーボベルデと同じグループHに入った。
前回の2022年カタール大会は初戦で王者アルゼンチンを撃破するもグループステージ敗退。今大会に向けては開幕2カ月前にエルヴェ・ルナール前監督を解任し、ギリシャ出身のゲオルギオス・ドニス監督を招へいした。1994年アメリカ大会以来、実に32年ぶりのグループステージ突破を目指すサウジアラビア代表で注目すべき選手を紹介する。

サレム・アルドサリ(34)
カタールW杯でアルゼンチンを破る劇的ゴールを決めた絶対的エースかつキャプテン。Aマッチは通算108試合に出場し、得点数は歴代8位タイの26ゴールだ。所属するアル・ヒラルでは2度のACL優勝に貢献し、AFC年間最優秀選手には過去に2度輝いている。34歳で挑む今大会でも世界を驚かせるゴールを狙う。
モハメド・カンノ(31)
身長191cmと恵まれた体格を持ち、中盤でサウジアラビアの攻守を支えるボランチ。ワールドカップは2018年ロシア大会から3大会連続の出場であり、アルドサリとともにアル・ヒラルでACL制覇やクラブワールドカップ出場を経験した。過去には「サウジアラビアのポグバ」との別名でも呼ばれたことも。
アブドゥラ・アルハムダン(26)
世代別代表で2021年東京五輪などに出場したストライカー。今年2月にアル・ヒラルからアル・ナスルへ移籍し、5月のACL2決勝ではガンバ大阪とも対戦した。自身初のワールドカップとなる今大会で存在感を発揮し、サウジアラビアの新たなエースとして名乗りを上げられるか。
フェラス・アルブレイカン(26)
U-23サウジアラビア代表で2022年のU-23アジアカップ優勝を経験したアタッカー。カタールW杯ではアルゼンチン戦で同点弾をアシストし、今大会のアジア3次予選では全10試合に出場した。所属するアル・アハリではACLE決勝のFC町田ゼルビア戦で途中出場し、延長戦でゴールを決めるなど勝負強さも発揮。今度はワールドカップでゴールネットを揺らせるか。
サウド・アブドゥルハミド(26)
フランスのRCランスに所属するサウジアラビア代表唯一の欧州組で、果敢な攻撃参加を武器とする右サイドバック。アル・ヒラルから2024年にローマへ移籍してセリエA初のサウジアラビア人選手となり、2025-2026シーズンはRCランスへ期限付き移籍してリーグ・アン初のサウジアラビア人選手となった。大会前にはパスポート盗難で合流が遅れるアクシデントもあったが、欧州で培った経験を還元し、自国をワールドカップの舞台で高みへと導く。

サウジアラビア代表は16日にマイアミ・スタジアム(米フロリダ州マイアミガーデンズ)でウルグアイ代表、22日にアトランタ・スタジアム(米ジョージア州アトランタ)でスペイン代表、27日にヒューストン・スタジアム(米テキサス州ヒューストン)でカーボベルデ代表と対戦する。初戦のウルグアイ戦と第3節カーボベルデ戦はスポーツ動画配信サービス『DAZN』で独占ライブ配信予定だ。


