北中米ワールドカップを戦うサッカー韓国代表の練習場に、正体不明のドローンが出現する騒動が起きた。
韓国代表は6月17日(日本時間)、メキシコ・グアダラハラ近郊サポパンの練習場「チーバス・ベルデ・バジェ」で、来る19日の第2節メキシコ戦に向けた非公開練習を行った。
この日の騒動は、練習序盤に選手がウォーミングアップをしている最中に起きた。
韓国サッカー協会(KFA)によると、チームのセキュリティスタッフが練習場上空に浮遊しているドローンを発見し、すぐに現場へ配置されていたメキシコ軍のドローン対応部隊に状況を伝えた。
これを受け、メキシコ軍は直ちにドローンの信号遮断装置を稼働させた。電波妨害装置が作動すると、ドローンは飛行を続けられなくなり、練習場の近くに墜落した。
その後、チームの安全担当者や地元警察、軍の兵力が墜落地点を確認するために移動した。しかし、現場に到着する前にドローンの操縦者とみられる外国人の男2人が先に近づき、墜落したドローンを回収して現場を立ち去ったという。
この様子はチームの映像スタッフのカメラにも捉えられていたとのことだ。ただ、彼らが何者なのか、どのような目的でドローンを飛行させていたのかは、まだ確認されていない。

代表関係者は「代表が海外で合宿や練習を行う際、違法なドローンが発見されることは時々ある」としたうえで、「大半は一般の人が好奇心や個人的な理由でドローンを飛ばしているケースが多く、現場で確認した後に対応が取られてきた」と説明した。
続けて「これまでに代表が違法ドローンによって実際に被害を受けたケースはなかったと記憶している」と付け加えた。
ただ、今回の状況は普段とは少し異なっていた。関係者は「今回はドローンが墜落した直後、男2人が非常に素早く近づいて機体を回収し、現場を去っていった」とし、「代表の戦力を分析する目的だったのか、海外メディアの関係者なのか、あるいは単なる一般人なのかは、現時点では断定できない状況だ」と説明した。
事の直後、チームに派遣されていたFIFAの安全担当スタッフは地元警察に捜査を要請した。
地元警察も関連内容の調査に乗り出すことを決め、FIFAにも直ちに状況が報告された。代表は再発防止に向けた協力も合わせて要請している状態だ。
幸いなことに、戦術が流出した恐れは低いとみられている。
ドローンが発見されたタイミングは、選手たちがウォーミングアップを行っていた段階だった。本格的な戦術練習が始まる前の状況だったため、代表が準備しているメキシコ戦の戦術が漏洩することはなかったと把握されている。
現在、地元警察とFIFAが関連内容を確認中であり、これまでのところ公式な調査結果や追加のフィードバックは出ていない。
韓国代表は日本時間19日10時、メキシコ・グアダラハラのエスタディオ・グアダラハラでメキシコ代表とのグループA第2節を戦う。
(記事提供=OSEN)
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