韓国代表が開催国メキシコとの大一番で「W杯2戦目未勝利」のジンクス打破に挑む。
6月19日(日本時間)に行われる北中米ワールドカップ・グループA第2節でメキシコ代表と激突する韓国代表。決戦前日の18日、試合会場となるエスタディオ・グアダラハラで記者会見が行われた。
登壇したのは、ホン・ミョンボ監督と初戦のチェコ戦で1ゴール1アシストの活躍を見せたMFファン・インボム(フェイエノールト)。
かつて日本代表も指揮したハビエル・アギーレ監督率いるメキシコを指揮官は「我々のグループで最も強いチーム」と警戒し、「ホームチームとの試合はさらに難しい。選手たちがうまく克服して良い試合ができるように準備する」と気を引き締めた。

韓国は初戦と同じ試合会場で開催国メキシコとの一戦を迎える。勝てば同国史上初となるW杯グループステージ2連勝となるが、初出場した1954年スイス大会から前回の2022年カタール大会まで、「第2戦」で一度も勝利したことがないというジンクスを持つ。
前回大会までW杯11大会に出場し、第2戦の通算結果は4分7敗。カタール大会はガーナと壮絶な打ち合いの末に2-3で敗戦し、2018年ロシア大会ではメキシコに1-2で苦杯をなめた。


メキシコとは昨年9月の親善試合で2-2と引き分けたが、W杯に限れば2度対戦して2敗。通算成績でも4勝3分8敗と負け越している。
こうした厄介なデータが並ぶが、チェコ戦で逆転勝利の立役者となったファン・インボムに気負いはない。
彼はメキシコメディアから韓国の中盤を警戒されていることについて問われると、「自分をたくさん気にして(マークして)ほしい。そうすれば、自分よりも優れた選手がたくさんいるので、彼らにチャンスが多くいくはずだ」とコメント。
さらには「個人の活躍も重要だが、どれだけチームとして準備した競技力を見せられるかがポイントになると思う。良いボールをたくさん配給して、得点できる状況を作ろうという気持ちで準備した」と自信を示した。
グループステージ突破に向けて重圧のかかる一戦だが、ホン・ミョンボ監督に焦りの色はない。
「チェコ戦を諦めずに自分の役割を果たし、勝利を収めたため、ある程度の強い自信もある」とチーム状態の良さを強調。「ベストイレブンの構想は終わった。選手たちも私たちが良い状態にあると感じている」と前を向いた。

ホン・ミョンボ監督の記者会見一問一答は以下の通り。
◇
―メキシコ戦を控えた感想は。
ホームチームのメキシコと対戦することになった。我々のグループで最も重要な試合だ。最も強いチームとの対戦でもある。ホームチームとの試合はより一層の難しさがある。選手たちがしっかりと克服し、良い試合ができるよう準備する。
―メキシコ戦に向けた準備のポイントは。
チェコとはまったく異なるチームだ。プレースタイルをはじめ、すべてが違う。今週、十分に選手たちと全体で共有した。相手が確実に強く出てくるはずだ。そういった部分に備えなければならない。
―第1節は大会前から多くの時間を割いて準備した。第2節は曖昧な部分もあると思うが、48カ国体制になり試合の合間の期間が長いが。
1週間という時間は、選手が再び回復するには非常に良い。また、相手に対して準備するのにも十分だ。ただ、試合というものは常に相対的なものだ。我々が準備した通りにすべてが運ぶわけではない。そうした変数を試合の中でどれだけコントロールできるかが重要だ。
我々が昨年9月にメキシコと対戦したこともプラスになりそうだ。選手たちはあの試合を通じて得たものがある。また、チェコ戦を諦めずに各自の役割を果たして勝利を収めたため、それなりに強い自信もある。そういったものが明日、しっかりと表れてほしい。
―3バックにおいてDFキム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン)が果たす役割が大きいが。
キム・ミンジェが我々のチームで重要であることはよくご存じのはずだ。ただ、守備というものは個人の能力も重要だが、組織がより重要だ。特に相手のストライカーの動きが非常に良い。常に裏へ抜けるプレーをする。瞬間的に見失うことがある。そういった時に守備の組織力が必要になる。隣にいる選手との連携が重要だ。
―2002年大会では韓国がベスト4を達成した。監督は当時選手としてプレーしたが、(今大会で)当時の成績を超えると予想するか。また、メキシコ戦で最も心配な点があるとすれば。(海外メディア記者の質問)
2002年ワールドカップのベスト4の記録を選手たちが超えてくれれば良いと思う。 そしてメキシコは先ほど言ったように、全体的な選手の実力も良く、中盤の選手の動きが非常に創造的だ。 そのような部分は選手たちが十分に準備したと信じている。 特に心配事はない。
―2日前から全選手揃っての練習を行っている。先発メンバーの構想は固まったか。
ベストイレブンの構想は終わった。選手も、我々が良い状態にあると感じている。
―メキシコのホームファンによる凄まじい応援が予想されるが。
第1節の際、メキシコのファンが韓国を熱烈に応援してくれたことに対し、この場を借りて改めて感謝の言葉を伝えたい。明日は敵として相まみれて試合をしなければならない。
選手たちはホームのアドバンテージについてわかっている。そうした環境での経験があるため、以前とは違うと考えている。我々が試合の主導権やリズムを、どのタイミングで掴めるかが重要になる。
―前日の非公開練習の際、正体不明のドローンが出現したが。(海外メディア記者の質問)
練習中にドローンが飛んだという事実を知ることになった。幸いにも戦術練習を行う前だった。大きな影響は受けなかったが、それでも試合の準備をする上で最も重要な時間にこのようなことが起きたのは遺憾である。
■【画像】サッカー日本代表の紹介で“韓国国旗”を表示した韓国テレビ局が謝罪


