映画監督のキム・チャンミンさんを暴行し、死亡させたとして起訴された加害者らが、初公判で殺人容疑を否認し、波紋を広げている。
6月18日午後、議政府(ウィジョンブ)地裁・南楊州(ナミャンジュ)支院第1刑事部は、殺人および障害者福祉法違反の罪で拘束起訴された30代の男性A氏とB氏の初公判を開いた。
A氏とB氏は昨年10月20日午前1時頃、京畿(キョンギ)道・九里(クリ)市の飲食店でキム・チャンミンさんに暴行を加え、死亡させた容疑が持たれている。
当時、キム・チャンミンさんは発達障害のある息子と飲食店で食事をしていたが、騒音をめぐってA氏らのグループと口論になった。その過程で、A氏らは息子の目の前でキム・チャンミンさんを店の外へ連れ出し、集団で暴行したとされている。
この暴行により脳死状態に陥ったキム・チャンミンさんは、昨年11月7日、臓器提供によって4人の命を救った後、息を引き取った。

しかし、初公判でA氏とB氏側は起訴内容を否認した。
韓国メディア『JTBC』によると、A氏らは「頭や顔を拳で殴ったことはあるが、足で蹴ってはいない」「暴行に加わったのではなく、A氏とキム・チャンミンさんを引き離そうとしていただけだ」と主張したという。
一方、検察が確保した通話の録音記録では、A氏が事件当時について「殺すつもりで殴った」「『お前はそのまま死ね』と言いながらパウンドパンチを浴びせた」と話していたことが明らかになっており、世論の怒りを招いている。
これを受け、キム・チャンミンさんの父親をはじめとする遺族は、容疑を否認した被告らに強い遺憾の意を示し、「謝罪する意思がまったく感じられない」と憤りをあらわにしたという。
なお、キム・チャンミンさん死亡事件の次回公判は、7月9日に開かれる予定だ。
(記事提供=OSEN)
■【画像】目には涙、耳には血が…キム・チャンミンさん、搬送時の姿


