韓国代表の決勝トーナメント進出に黄信号が灯った。
大胆采配も南アフリカに成す術なく敗北した。
韓国代表は6月25日(日本時間)、グループステージ最終戦で南アフリカと対戦。後半18分にタペロ・マセコに決勝ゴールを許し、0-1で敗れた。
1勝2敗の勝点3となった韓国は、南アフリカ(1勝1分1敗・勝点4)にグループ2位の座を明け渡し、3位へと後退した。引き分け以上で2位を確保し、決勝トーナメント進出を決められる状況だったが、他グループの結果を待つ立場となった。
それでも、同時刻開催の試合でグループ首位のメキシコがチェコを3-0で下したため、即時敗退を免れたことは不幸中の幸いだった。

韓国は今後、他グループの結果を待ち、各グループ3位のうち成績上位8チームに与えられるワイルドカード枠での決勝トーナメント進出を目指すことになる。
この試合でホン・ミョンボ監督は、初戦のチェコ戦(2-1)で決勝ゴールを挙げたオ・ヒョンギュを初めて先発起用。また、オ・ヒョンギュと同様に2試合連続で途中出場だったファン・ヒチャンもシャドーの一角として初先発した。
ボランチはファン・インボムとペク・スンホが引き続きコンビを組み、左右のウイングバックもイ・テソンとソル・ヨンウが務めた。3バックは左からイ・ギヒョク、キム・ミンジェ、イ・ハンボムと変わらず、GKもキム・スンギュが務めた。
一方、2試合連続で先発していたキャプテンのソン・フンミンと、10番を背負うイ・ジェソンのベテラン2人はベンチスタートとなった。

韓国は試合開始直後から猛攻を仕掛けた。キム・ミンジェがヘディングシュート、イ・ガンインがミドルシュートと惜しい場面を作り出し、主導権を握るかに見えたが、その勢いは長く続かなかった。
南アフリカの組織的なプレスにより、韓国はパスミスを連発。前半19分には中盤でボールを失い、タペロ・マセコにGKとの1対1を許したが、イ・ギヒョクが決死のタックルで阻止した。さらに20分にはオズウィン・アポリスのミドルシュートが韓国ゴールを襲った。
その後も韓国は後方からのビルドアップが機能せず、イ・ガンインが中盤まで下がってボールを受けるも、効果的な攻撃につなげられない状況が続いた。
そして前半30分、タレンテ・ムバタの強烈なシュート、そのこぼれ球に反応したエヴィデンス・マクゴパのシュートと前半最大のピンチを迎えたが、キム・スンギュのビッグセーブで何とかしのいだ。
前半をスコアレスで終えた韓国は、流れを引き戻すべく大きく動いた。ファン・ヒチャン、ペク・スンホ、イ・テソンを下げ、ソン・フンミン、キム・ジンギュ、イェンス・カストロップを投入。一気に3枚替えで流れを引き戻そうとした。
しかし、状況は好転しなかった。左シャドーにソン・フンミン、左ウイングバックにカストロップを配置して攻撃の活性化を図ったが、南アフリカのコンパクトな守備ブロックを崩せず、決定機をほとんど作れない時間帯が続いた。
そんななか、後半15分にはイ・ガンインのスルーパスからソル・ヨンウがクロスを送り、オ・ヒョンギュがヘディングシュートを放ったがGKの正面を突いた。

そして迎えた後半18分、南アフリカはカウンターからわずか2本のパスで左サイドを突破。途中出場のツェパン・モレミの低いクロスを受けたタペロ・マセコが、カストロップをかわして左足でゴール右隅へ流し込み、先制点を奪った。
追い込まれた韓国はキム・ミンジェに代えてパク・ジンソプ、オ・ヒョンギュに代えてチョ・ギュソンを投入して同点を狙ったが、南アフリカの強固なミドルブロックを崩せず。スペースを消された状況では、ソン・フンミンやイ・ガンインといったタレントも成す術がなかった。

後半41分にはCKのこぼれ球をソル・ヨンウがダイレクトで狙ったが枠外。さらにアディショナルタイムにはカストロップのクロスにパク・ジンソプが頭で合わせたが、GKの好守に阻まれた。
結局、韓国は0-1で敗戦。メキシコがチェコに勝利したことでグループ最下位転落こそ免れたものの、南アフリカに2位の座を明け渡し、3位でのワイルドカード進出を待つ厳しい立場に追い込まれた。
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