俳優チェ・ウシクは、本当に人種差別をしたのだろうか。
去る6月26日、ある黒人女性がSNSを通じて、フランス・パリのファッションショーの会場で、ある俳優にサインを求めたが、自分だけが意図的に無視されたとして、動画を共有した。
公開された動画で、この女性は「パリのファッションショーで最悪の経験をした。私は普段『これは人種差別だ』と簡単に口にするような人ではない。だけど、今回はあまりにも不可解だった。今でも手が震えている」と吐露した。
この女性は、好きな俳優からサインをもらうためにポスターとプラカードを持参したが、俳優は女性と目も合わせず、ほかの人の私物にだけサインをして去っていったと伝えた。
彼女は、「初めから期待して、持参したわけではない。たとえ私の物にサインをしてくれなかったとしても、それは構わない。理解できないのは、わざわざ私の目の前まで来て、ほかのファンにだけサインをしてあげたということだ」として、「その場で、黒人は私一人だけだった」と吐露した。
続けて、「私が黒人であるという事実は変えられない。肌の色が暗いと、彼のファンにはなれないのではないかという考えまでよぎった」と人種差別を疑った。

あわせて公開された動画では、俳優の顔にモザイクがかけられていたが、その後、ネットを通じて別の角度からの動画が公開されたことで、この俳優がチェ・ウシクであることが判明した。
チェ・ウシクが人種差別をしたのではないかという噂が広がるなか、その後に公開された別の動画では、チェ・ウシクが他の黒人のファンにサインをする姿が捉えられた。

これに伴い、ネットユーザーは、ファンが多く混雑しており、騒然とした現場であったため、チェ・ウシクがファン全員にサインをしてあげられなかったのではないかという意見を残した。
特にチェ・ウシクは、2020年にアメリカで警察官の手によって死亡したジョージ・フロイドさんの事件を発端にした、人種差別反対運動の「ブラックアウト・チューズデー」キャンペーンにも同調したことがある。
人種差別に対して声を上げてきた俳優が、単に黒人のファン1人にサインをしなかったというだけで、人種差別疑惑をかけられる点は、少々酷に感じられる。
なお、チェ・ウシクはこの件に関してコメントを発表していない。彼は、来る2027年に韓国で放送予定のtvNドラマ『クジラ星』(原題)に出演する。また、ボーイズグループBTSのVや俳優パク・ソジュンら芸能人の親友グループ「ウガ・ファミリー」の1人としても知られている。
(記事提供=OSEN)
◇チェ・ウシク プロフィール
1990年3月26日生まれ。幼少期に家族でカナダに移住したため、カナダ国籍を持つ。2010年の大学生時に友人の勧めで俳優を目指すようになり、生活拠点を韓国に戻した。2011年にドラマ『チャクペー相棒ー』でデビューし、以降さまざまな映像作品に出演。2015年には「青龍映画賞」で新人男優賞を受賞している。日本でも最近公開された大ヒット映画『パラサイト 半地下の家族』では貧しい家に生まれた聡明な青年、ギウを好演して大きな反響を得た。
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