BTSのSUGAに、意外な“投資家の顔”が浮上した。
韓国メディア『イーデイリー』は6月29日、SUGAが米航空宇宙企業「スペースX」の初期投資者だったことが確認されたと報じた。
記事によると、SUGAは、韓国国内機関として初めてスペースXに投資したリンクアセットパートナーズ(リンク資産運用)を通じて、非上場時代のスペースXに投資したという。
投資銀行業界の関係者は同メディアに対し、「SUGAは非上場時代のスペースXに投資した初期投資者」とし、「具体的な投資規模は確認されていないが、まだスペースX株を保有しており、圧倒的な収益率を上げたものと知っている」と話している。
もちろん、あくまで韓国メディアの報道であり、投資額や保有株数が公開されたわけではない。HYBE側も「アーティストの個人的なことについては確認が難しい」と慎重な立場を示している。
それでも、もし報道通りなら、SUGAの投資センスはかなりのものだ。
スペースXは2020年時点で企業価値が約460億ドル(7兆4415億円)規模と評価されていたが、その後の投資誘致などを経て、2021年には約1000億ドル(16兆1772億円)規模に上昇。
そして今年6月、米ニューヨーク証券市場に上場した際には、公募価格基準で時価総額が約1兆7700億ドル(283兆円)に達したと伝えられている。

『イーデイリー』は、SUGAが2022年以前にスペースXへ投資したとされる点を踏まえ、保守的に見ても収益率は20倍程度、投資時期が2020年ごろだった場合は約40倍に達する可能性があると推定している。
SUGAといえば、BTSのラッパーとしてだけでなく、作詞・作曲・プロデュース面でも才能を発揮してきたメンバーだ。ソロ名義Agust Dとしても強い音楽性を見せてきたが、今回の報道で注目されたのは、ステージやスタジオの外での“見る目”だった。
実際、SUGAは過去にも米メジャーリーグ球団アスレチックスに投資したことがあると報じられている。成長可能性のある非上場資産に早くから目を向けていた点で、単なる有名人投資ではなく、かなり攻めた資産運用をしている印象もある。
BTSメンバーたちの資産といえば、HYBE株の存在も大きい。
HYBEのパン・シヒョク議長は2020年、BTSメンバー7人に普通株を均等に贈与しており、2025年12月時点で、SUGAは6万8385株を保有していたとされる。当時の評価額は214億ウォン(約23億円)規模とされ、これだけでも相当な資産だ。
そこにスペースX投資まで加わるとなれば、SUGAの資産形成は、単に“BTSとして稼いだお金”という枠に収まらない。音楽活動で得た成功を、株式や非上場資産への投資でさらに広げていることになる。
もちろん、正確な資産規模は本人が明かしていない以上、断定はできない。ただ、世界的アーティストとしての収入、HYBE株、そして今回報じられたスペースX投資を並べると、SUGAが音楽活動の成功を背景に、かなり大胆な資産形成にも目を向けてきたことはうかがえる。
BTSでは低く落ち着いた声と鋭いラップ、そしてプロデューサーとしての才能で知られてきたSUGA。だが、今回の報道を見る限り、彼の“先を見る力”は音楽だけにとどまらないようだ。
◇SUGA プロフィール
1993年3月9日生まれ。本名ミン・ユンギ。2010年に所属事務所Big Hitエンターテインメント(現HYBE)が開催した「HIT IT AUDITION」で2位合格し、練習生に。2013年6月にBTSのメンバーとしてデビューした。グループ内ではリードラッパーを担当しており、BTSの一員として活躍する傍らで、高い作詞・作曲・編曲の実力を持つ音楽プロデューサーとしても人気を集めている。2023年9月に社会服務要員として兵役につき、2025年6月21日に召集解除された。
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