アニメ『クレヨンしんちゃん』で、しんちゃん(しんのすけ)の母親、野原みさえ役を務め、人気を博した声優カン・ヒソンさんが死去した。享年66歳。
去る7月4日、ある韓国メディアは、『クレヨンしんちゃん』のみさえ役で人々に強い印象を残したカン・ヒソンさんが死去したと報じた。報道によると、彼女は同日2時10分に息を引き取った。
カン・ヒソンさんは、1978年に声優としてデビューした後、40年以上にわたりアニメや外国映画の吹き替え、番組のナレーションなど、さまざまな分野で活躍した。
特に『クレヨンしんちゃん』のみさえ役として、温かさがありながらも個性豊かな声の演技で、人々に強い印象を残した。
また、ソウルの地下鉄の車内アナウンスをはじめ、さまざまな公共施設の音声案内を担当し、「韓国国民の声」としても親しまれた。安定感のある声と優れた演技力で、韓国の声優界を代表する声優の1人として評価されてきた。
2025年、カン・ヒソンさんはtvNのバラエティ番組『ユ・クイズ ON THE BLOCK』に出演し、がん闘病を告白して多くの人々から応援された。

当時、彼女は「闘病生活を始めて4年になる。健康診断で大腸に問題が見つかり、肝臓に転移していた」とし、「抗がん剤治療を47回受けた」と明かしていた。
特に、治療中も声優としての活動を止めなかったと伝え、感動を呼んだ。彼女は、「病室でもレコーディングをした。地下鉄のアナウンスは短いので、臨時で録音して送り、抗がん剤治療を受けた後に改めてレコーディングをし直した」として、「声優の仕事が本当に大好きだ」と語っていた。
さらに、「3カ月ごとに検査を受けている。少し前の検査でも、何もないと聞いた」と明かし、回復への強い意志を見せて、多くの応援の声が寄せられた。
しかし、結局訃報が伝えられ、ファンや同僚の悲しみが続いている。
葬儀場は、ソウル聖母病院の葬礼場31号室に用意された。遺族には、息子アン・ウンソク氏と、娘アン・ジソン氏がいる。
訃報が知られた後、ネット上では「幼少期をともに過ごしたあの声を忘れません」「みさえの声は永遠だ」「病室でもレコーディングを続けた真のプロだった」「どうか安らかに」など、哀悼の書き込みが相次いでいる。
■【写真】日本の『クレヨンしんちゃん』に登場した韓国女子ゴルファー


