NHK「未解決事件」パリ同時テロ、実行犯家族が初めて語る衝撃の真実 | RBB TODAY

NHK「未解決事件」パリ同時テロ、実行犯家族が初めて語る衝撃の真実

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サミーの父親と番組ディレクター(C)NHK
サミーの父親と番組ディレクター(C)NHK 全 2 枚
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 NHKは2026年7月17日(金)夜10時45分から、ドキュメンタリー番組「未解決事件 File.17『パリ同時テロ事件 若者たちはなぜ豹変したのか』」を総合テレビで放送する。

サミーの父親と番組ディレクター(C)NHK

 2015年11月13日、フランス・パリで発生した「パリ同時テロ」は、サッカースタジアムでの自爆、繁華街のカフェや飲食店での銃撃、そしてライブハウス「バタクラン」での大規模な殺傷行為により、132人が犠牲となり400人以上が負傷した戦後フランス史上最悪のテロ事件だ。

 実行犯10人のうち9人は現場で死亡し、唯一の生存者にも終身刑判決が下されたことで、事件は司法的には決着を迎えた。しかし番組は「本当に解明されたのか」という問いを掲げ、長年沈黙を守り続けてきた実行犯の父親や兄弟姉妹への取材を実現。激しい批判や偏見にさらされながら生きてきた家族たちが、日本のメディアに初めて重い口を開いている。

 ライブ会場「バタクラン」の襲撃犯のひとり、サミー・アミムールは、成績優秀で人の痛みに敏感な青年だったという。貧しい人を助けたいと願い、社会の不条理に強い関心を抱いていた彼が、なぜ大量殺人に加担したのか、家族は今なお理解できないと語る。

 番組では、サミーが居場所を求めて葛藤し、自分のルーツを模索する中で、インターネット上の思想やシリア内戦への傾倒、そして過激派組織IS(イスラミックステート)による巧妙な勧誘に引き寄せられていく過程を丹念に追っていく。

取材に答えるサミーの幼なじみ(C)NHK

 一方、唯一の生存実行犯であるサラ・アブデスラムは、ベルギー出身で、ISの勧誘役だった幼なじみの影響を受けて過激思想を持つようになった。将来への不安や社会への違和感を抱える中、SNSで発信される「新しい人生」の幻想に引き寄せられ、テロ計画の全体像を理解しないまま巨大な組織に組み込まれていった実態が浮かび上がる。裁判では「こんな自分になりたかったわけじゃない」と述べている。

 さらに番組では、バタクランでの銃撃を生き延びた被害者女性の姿も紹介。深い傷を抱えながらも、IS元戦闘員との対話を続け、憎しみの連鎖を断ち切ろうとする彼女の取り組みを通じて、「テロとは何か」「社会は何を学ぶべきか」という普遍的な問いを視聴者に投げかける。

 放送はNHK総合テレビにて17日(金)夜10時45分から11時29分を予定だ。



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