「ENHYPENは6人です」
リーダーのジョンウォンが、一部ファンに向けてついに明確な線を引いた。
ジョンウォンは最近、ファンコミュニケーションプラットフォーム「Weverse」でライブ配信を行い、ヒスン脱退後も「ENHYPENは7人」と主張し続ける一部ファンに対して、「もうやめてほしい」と率直な思いを明かした。
まずジョンウォンは、「僕たちの以前の姿を愛してくださる方が多い」と、7人体制だったENHYPENを懐かしむファンの気持ちに理解を示した。
そのうえで、「今のENHYPENの姿を否定する方がまだ多いようだ」と切り出し、「以前のENHYPENを愛してくださった方々の気持ちも理解するが、今のENHYPENは6人だ」と強調した。
ファンの間で分断も

単なる人数確認ではない。
ジョンウォンが問題視したのは、「7人」を求める声がファン同士の対立を生み、さらには公演の妨げにまでなっているという点だった。
実際、一部ファンの間では、ヒスン脱退後も公演会場で過去の7人体制の応援法を叫んだり、「ENHYPEN is 7」といったメッセージを掲げたりする動きが続いていたとされる。
ジョンウォンはこれについて、「理解はできる」としながらも、「ENGENE(ENHYPENファン)同士がそれで争うのを見るのはよくない。正直、公演にも支障がある」と語った。
さらに踏み込んで、「これから“ENHYPEN is 7”と言うのは、ファン同士で争えということだ」とまで述べた。そして「会社も、ENGENEも、何より僕たち6人も望んでいない」とし、「今後、争いを助長する人たちはファンではないと思おうとしている」と警告した。
強い言葉だった。
だが、それは突発的な怒りというより、長く続いてきた混乱に対するリーダーとしての最終通告に近い。
実際にジョンウォンは、今回初めてこの問題に触れたわけではない。ヒスンの脱退が発表された3月以降、彼は一貫して「今のENHYPENを見てほしい」というメッセージを発してきた。
3月のライブ配信でも、ファンから「泣いてもいいんだよ」といった趣旨のコメントが寄せられると、ジョンウォンは「大丈夫です。最近は特に大変なことはないので」と笑い混じりに返していた。
また、コメント欄に「7人」を意味する数字が並ぶ状況には、「その数字遊び、そろそろやめませんか。ライブにはただENGENEだけ来てほしい」と話していた。
あのときは、まだやんわりとしたお願いだった。

しかし、それから約4カ月が経っても、一部ファンの「7人」主張は収まらなかった。それどころか、公演現場の応援法やファン同士の対立にまで影響が広がった。
だからこそ今回、ジョンウォンは「メンバーを代表してこの話をしている」と明かし、残る5人も同じ考えだと説明したのだろう。
つまり今回は、“警告”だった。
もちろん、7人のENHYPENを愛してきたファンの喪失感まで否定することはできない。2020年にMnetのオーディション番組『I-LAND』を通じて結成され、7人組としてデビューしたENHYPENの姿を、特別な記憶として抱えているファンは多いはずだ。ヒスンの脱退をすぐに受け入れられない気持ちも、自然な感情ではある。
問題は、その愛情がどこへ向かうかだ。
「ENHYPENは7人」という言葉は、ファンにとっては忠誠心や変わらぬ愛の表現なのかもしれない。しかし、今ステージに立っている6人からすれば、それは自分たちの現在を否定する言葉にもなりうる。
ヒスンはすでにチームを離れ、活動名を「EVAN」に変えてソロアーティストとして歩み始めている。残る6人もまた、6人体制のENHYPENとして新しいステージを作ろうとしている。その当事者たちが「もうやめてほしい」と言っているにもかかわらず、なお「7人」を叫び続けることは、本当に応援と呼べるのだろうか。

ファンはグループを支える存在だ。だが、グループの現在を決める主体ではない。
ジョンウォンの言葉は、過去のENHYPENを愛した記憶を消せという意味ではないはずだ。むしろ、その記憶を大切にするからこそ、今の6人を傷つける形で持ち出さないでほしいという訴えに近い。
6人が「今のENHYPEN」を受け入れてほしいと示した以上、その言葉を受け止めることもまた、ファンの愛情ではないだろうか。ジョンウォンの異例の警告は、その境界線をはっきり示したものだった。
◇ジョンウォン プロフィール
2004年2月9日生まれ。本名ヤン・ジョンウォン。7歳から4年間習ったテコンドーを継続するか悩んでいた時期に道端でスカウトされ、2017年にSMエンターテインメントの練習生に。2018年にBig Hitエンターテインメント(現HYBE)にオーディションを経て移籍後、2020年に現在の所属事務所BELIFT LABの練習生となった。2020年11月、ENHYPENのメンバーとしてデビュー。リーダーであると同時に、ファンの間では「公式も認める愛されキャラ」とも。
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