韓国芸能界屈指のビッグカップルが、4年にわたる交際に終止符を打った。
歌手兼女優のIUと俳優イ・ジョンソクだ。
7月10日、イ・ジョンソクの所属事務所は「別れたのは事実。良い同僚として残ることにした」と認め、IU側も同様に破局を認めた。
具体的な時期や理由については、双方とも「私生活」として明らかにしなかった。
2人の恋愛は、2022年末に大きな話題となった。イ・ジョンソクが「2022 MBC演技大賞」で大賞を受賞した際、軍服務後に悩みや恐れが多かった時期に自分を支えてくれた存在として、ある人物への感謝と愛情をにじませた。
その後、その相手がIUだったことが明らかになり、双方は交際を認めた。
10年来の知人から恋人へ。しかも韓国を代表する歌手兼女優と人気俳優の交際だっただけに、2人は“祝福されたビッグカップル”として受け止められた。

だが、その公開恋愛も終わりを迎えた。
公開恋愛して破局→次の恋では慎重に?
実はIUにとって、これは初めての公開恋愛の終わりではない。
IUは2015年、11歳年上のミュージシャン、チャン・ギハとの交際を認めた。2人はラジオ番組で出会い、恋人関係に発展したとされるが、約4年の交際を経て2017年1月に破局している。

奇しくも今回のイ・ジョンソクとの恋愛も、約4年で終了した。
つまりIUは、2度の公開恋愛と2度の破局を経験したことになる。
もちろん、恋愛も別れも誰にでも起こりうる自然な出来事だ。しかしトップスターの場合、その過程は本人たちだけのものでは終わらない。交際を認めた瞬間から、出会い、交際期間、過去の発言、授賞式でのコメント、そして破局までが、すべてニュースとして記録され、何度も掘り返される。
公開恋愛の難しさは、交際中だけにあるのではない。むしろ別れたあとにこそ、その“後遺症”が残る。
近年、韓国芸能界では熱愛説に対して「私生活なので確認できない」とする対応が目立っている。かつては「事実無根」か「交際は事実」かの二択が多かったが、今は否定も肯定もしないまま距離を置くケースが増えた。
その背景には、公開恋愛を経験したスターたちが背負ったリスクがある。
例えば、Girl’s Day出身のヘリは、その象徴的な一人だ。ヘリは俳優リュ・ジュンヨルと長く公開恋愛を続け、韓国芸能界を代表するカップルとして知られていた。2人は2017年に交際を認め、2023年11月に破局を知らせるまで、約7年にわたって関係を続けた。

しかし破局後も、その恋愛は終わらなかった。2024年3月、リュ・ジュンヨルとハン・ソヒの熱愛説が浮上すると、ヘリがSNSに投稿した「おもしろいね」という一言が大きな波紋を呼んだ。
そこから“乗り換え恋愛”疑惑にまで発展し、リュ・ジュンヨル、ハン・ソヒ、ヘリの三角関係騒動として過熱した。
その後、ヘリ自身にもダンサーのウテとの熱愛説が浮上したが、所属事務所は「私生活なので確認できない」とだけ答えた。交際を否定しなかったことから、熱愛説を事実上認めたと受け止める見方もあったが、少なくとも公式には肯定も否定もしていない。
公開恋愛の記憶が、元恋人の次の恋にも、自分自身の次の恋にも影を落とす。ヘリのケースは、その複雑さを物語っている。
TWICE・ジヒョも「確認不可」
TWICEのジヒョもまた、公開恋愛のリスクを語るうえで外せない存在だ。

ジヒョは2019年8月に歌手カン・ダニエルとの交際を認め、公開恋愛に踏み切った。しかし当時、熱愛認定は一部ファンの反発を呼び、本人の活動だけでなくTWICE全体にも負担を与えたと見る向きがあった。
2人は2020年11月、破局したことを認めている。
その後の2024年3月、ジヒョにスケルトン元韓国代表のユン・ソンビンとの熱愛説が浮上した際、JYPエンターテインメントは「私生活の部分なので確認が難しい」と回答。ユン・ソンビン側も同じく確認不可の立場を取った。
結果として、ジヒョ側は次の熱愛説について、肯定も否定もしない形を取ったことになる。

もちろん、ヘリやジヒョがなぜ熱愛を認めなかったのかは本人たちにしかわからない。だが、公開恋愛を経験したスターほど、次の恋に慎重になる流れがあるように見えるのは確かだ。
理由は単純ではない。
まず、公開恋愛は破局後も再消費される。別れたあとも、過去の写真や発言、交際期間、破局時期が繰り返し取り上げられる。次に、元恋人や新しい恋人まで巻き込まれる。誰かの熱愛が、別の誰かの過去を呼び起こすこともある。
さらに大きいのが、パートナーリスクだ。恋愛を公にするということは、相手のイメージや行動までも自分のキャリアに引き受けることに近い。
例えば、Wonder Girls出身のユビンは2023年5月、9歳年下のテニス選手クォン・スンウとの交際を認めた。しかし同年9月、クォン・スンウがアジア大会で敗戦し、ラケットを破壊、相手選手との握手を拒否して物議を醸すと、ユビンにも批判が飛び火した。
「なぜそんな人と付き合っていたのか」「見る目がなかったのではないか」といった反応が続き、最終的にユビンは同年10月に破局している。

公開恋愛は、かつてスターの誠実さや覚悟の証でもあった。だが今は、それがキャリアに長く残るリスクとして意識される時代になっている。
イ・ジョンソクと破局し、2度目の公開恋愛が終わったIU。彼女が次の恋をどのように扱うかは、もちろん本人にしかわからない。
ただ、2度の公開恋愛と2度の破局報道を経験した今、次は静かに愛を守る選択をしても不思議ではないだろう。
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