2027年度後期のNHK連続テレビ小説のタイトルが『なぎさの進化論』に決定した。朝ドラ史上初となる「獣医師」をヒロインに据えたオリジナル脚本作品で、現代の大阪と鹿児島・与論島を舞台に展開する。NHK大阪局が制作し、ヒロインはオーディションによって選出される。
物語の主人公は、獣医学部を卒業し大阪にある大学付属の動物医療センターに就職した研修獣医師・藤代なぎさ。重篤な動物を高度医療で救う緊迫した現場に飛び込んだなぎさだが、最大の壁となったのは「人と話すこと」だった。動物の病状説明から高額治療の選択まで、すべては飼い主との対話にかかっている。人が苦手なはずのなぎさが、個性豊かな飼い主たちと向き合い、動物だけでなく人の思いにも触れていく姿が描かれる。

大阪での研修を終えた2年後、なぎさはひょんなことから与論島へ渡る。人よりも牛が多い畜産の島で、すご腕のベテラン獣医師とバディを組み、連日の牛の出産や深夜の急病対応に奮闘。急激な環境変化への「適応」が新たなテーマとして浮かび上がる。
コミュ力抜群の陽キャ女子、ドジで愛されキャラの御曹司、シングルマザーの同期たちとの切磋琢磨や、大阪の下町で動物病院を営む祖母の存在など、脇を固めるキャラクターも個性豊かだ。笑いあり涙あり、動物たちに癒やされる「令和のハートフルコメディー」として描かれる。
脚本は『おっさんずラブ』(テレビ朝日)や『ライオンの隠れ家』(TBS) などを手掛けた徳尾浩司氏。徳尾氏は同作の執筆にあたり、北海道・東京・大阪・鹿児島で多くの獣医師に取材を重ねたといい「ヒロインに特定のモデルはいませんが、私がこの半年間、取材させていただいた一つ一つの体験が物語の指針になっています。タイトル『なぎさの進化論』には、主人公が自分のペースで進んだり立ち止まったりしながら、やがて自分らしい生き方を見つけていくという意味が込められています」とコメントしている。

