日本のお笑いは、海外ファンには少し刺激が強かったのかもしれない。
7月24日から日本テレビで放送される特番『&TEAM vs FANTASTICS 最強スターはどっちだ?』の予告映像が公開され、思わぬ人物に韓国ファンの一部から注目が集まっている。
お笑い芸人のハリウッドザコシショウだ。
番組は、&TEAMとFANTASTICSがさまざまな対決を繰り広げる特番として注目を集めているが、X(旧ツイッター)上で話題になったのは、予告映像に登場したザコシショウの姿だった。
映像を見たある韓国ユーザーは、「汚すぎる。日本の番組に必ず出なきゃいけないの?本当にレベルが低い」と強い拒否感を示した。
この投稿は大きく拡散され、1800万件を超える表示を記録。韓国ファンの率直な拒否反応が、日本のユーザーにも届くことになった。
「これは韓国人が250%正しい」
興味深いのは、そこからの日本側の反応だ。

普通なら「日本のお笑いを知らないからだ」「ザコシの面白さがわかっていない」といった反発が出ても不思議ではない。ところが、実際にはかなり違った空気が広がった。
ある日本ユーザーが「ザコシのこと韓国人知らないからボロクソ言われてて声出た」と投稿すると、そこには日本側からも自虐混じりのコメントが相次いだ。
「日本社会が30年かけてその価値に気づけた存在を外国の方が初見で理解するのは難しい」「まぁ知らん人からしたらそれが一般的な感想ってことだ」「ザコシは好きだけどこれは韓国人が250%正しい」といった反応が見られた。
さらに、「恐らく我々がザコシを受け入れてしまっていることの方が異常なんだろうけど、もう正常な感覚に戻れなくなってしまっている」「韓国人の感性の方が正しくて草」といった声もあった。
つまり、日本側が韓国ファンの反応に怒ったというより、むしろ「初見ならそうなる」と妙に納得してしまったのだ。

さらに、最初に拒否反応を示した韓国ユーザーは、その後の投稿で自分の意図を補足している。
「日本のユーザーからも多くの反応が寄せられているけれど、私はあのおじさんが誰なのか知りません。面識もないあのおじさんが嫌いなのではなく、“裸を連想させるタイツを着て飛び出してくること”が不快なのです」
そして、「日本語を勉強していたときに見た2006年のバラエティでも、2016年のバラエティでも、2026年の今に至るまで、ああいう方式のギャグをする芸人がずっと受け入れられていることが理解できない」とも指摘した。
単なる悪口というより、日本のバラエティに長く存在してきた“裸芸”や身体を張る笑いへの違和感を表明した形だ。
さらに同ユーザーは、「&TEAMは韓国企業のアイドルなので、当然韓国ファンも多く見るはず」とし、HYBEにはスケジュールを選んでほしい、日本のお笑いのあり方も現代に合う方向へ変わってほしいとの考えを示している。
もちろん、ハリウッドザコシショウは日本のお笑いの中でもかなり特殊な存在だ。誇張しすぎたモノマネ、勢いだけで押し切るような不条理、見る側を困惑させるほどのナンセンスさ。その過剰さこそが、日本では長年かけて一種の“芸風”として受け入れられてきた。
だからこそ、今回の反応は興味深い。韓国ファンが日本の芸人を一方的に否定し、日本側が反発したという単純な話ではない。むしろ、日本側の多くも「知らない人が見たらそう思う」と納得してしまったところに、なんともいえない面白味がある。

&TEAMはHYBE LABELS JAPAN所属のグループであり、日本と韓国のファンが交差する存在でもある。その特番に、日本のお笑いの中でもひときわクセの強いザコシショウが登場したことで、思わぬ形で日韓の“笑いの感性”の違いが可視化された。
笑いは国境を越えることもあるが、「これは何だ」と立ち止まらせることもある。今回、韓国ファンが目撃したハリウッドザコシショウは、まさにその後者だったのかもしれない。
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