「女みたい」
世界的スターBTSへの侮辱発言だ。
ブラジルの人気保守系インフルエンサー、ピエトラ・ベルトラッチの発言が世界的に注目を集めている。
海外メディアはこのほど、W杯決勝のハーフタイムショーに出演したBTSについて、ベルトラッチが発言したSNS投稿を報道。「女みたいで虚栄心に満ちた男たち」「こうした存在が現代世代の文化的な基準となっていることを懸念している」といった趣旨の投稿だ。
この発言が伝えられると、ブラジルのネットユーザーは即座に反発。「時代遅れのジェンダーステレオタイプに基づく発言だ」「韓国アーティストやK-POP文化を意図的に見下している」といった批判が相次いだ。

批判が急速に広がると、ベルトラッチは問題となった投稿を削除し、インスタグラムのアカウントを非公開に変更した。しかし、余波は収まらない。ブラジルのデータ分析会社ネクサスによると、22日からの24時間で、X、インスタグラム、フェイスブックなど主要SNSにおける今回の騒動に関するコメント、いいね、シェアなどのオンライン上の反応は100万件を超えたという。
特にXでは約2万3000人のユーザーが発言に関する投稿を行っており、約3万3000件の言及が約1140万回表示された。また、いいねやコメントなどのエンゲージメントも約43万2000件に達した。さらにGoogleでの検索数も急増し、「ピエトラ・ベルトラッチ」の検索件数は20時間で2万件を超え、直前24時間と比べて2100%も増加したとされている。
事態の深刻化を受け、ベルトラッチは24日に声明を発表。「現代のエンターテインメント業界における特定の美意識を批判しただけであり、外国人嫌悪の意図はなかった」と釈明した一方で、自身に向けられている誹謗中傷については、法的措置を取る方針を明らかにしている。
しかし、ブラジルでは依然として厳しい声が続いている。男性の外見や振る舞いを固定観念で判断し、偏見を助長する発言だったとの批判は根強い。世界的な人気を誇るBTSの影響力と、それを取り巻く文化的偏見を巡る議論は、今後もしばらく続きそうだ。


