コ・ウソクの現状に注目が集まっている。
地元メディアも厳しい評価を下している。
MLBミネソタ・ツインズの情報を発信する『ツインズ・デイリー』は7月28日(日本時間)、「コ・ウソクが再びチャンスをつかむ前に、災難が襲った」と報道。「試合中にグラブから異物が発見され、即退場処分となり、10試合の出場停止処分を受けた」として大きく取り上げている。
悪夢は突然訪れた。

ツインズ傘下3Aのセントポール・セインツに所属するコ・ウソクは25日、コロンバース・クリッパーズ戦の7回に登板命令が下された。だが、マウンドに到着する前にグラブから粘着性のある異物が見つかったとして、そのまま退場処分が下されてしまった。これによりMLBも10試合の出場停止処分を科しており、コ・ウソクは8月4日まで実戦に出場できない状況となった。
今回の処分は、コ・ウソクにとっても最悪のタイミングとなった。『ツインズ・デイリー』は、コ・ウソクが2024年に渡米して以来、2Aと3Aを行き来していた状況だったことを踏まえ、今月6日にトレードによってツインズに加入することになり、その数日後に念願のメジャーで投げる機会を得た経緯を説明。
球団の構想も明確だった。まずメジャーで短期間のチャンスを与え、その後は3Aで投球メカニズムを修正し、必要に応じてブルペン要員として起用する計画だったという。
ミネソタはコ・ウソクをすぐにメジャーへ昇格させた。コ・ウソクは4試合に登板し、4イニングで8被安打(うち本塁打2本)、5奪三振、4失点を記録。その後3Aへ降格したものの、再昇格の可能性は十分に残されていた。
同メディアは「当時のマイナー降格は想定外ではなかった。コ・ウソクが再調整している間、別のリリーフ投手に機会を与える構想だった。投球が安定すれば、再び昇格させる計画もあった」と説明している。
また、コ・ウソク自身は今回の処分について不服を示している。投球に影響を与えるような違法物質を使用したことは一度もなく、選手会を通じて異議申し立ての手続きを進める予定だと主張した。グラブに付着していたのは汗とロージンが混じって固まったものだと、騒動直後に説明している。
『ツインズ・デイリー』は、コ・ウソクのキャリアについても触れている。「野球人生は決して順風満帆ではなかった」とし、2024年シーズン開幕前にサンディエゴ・パドレスと契約したものの、メジャーへの適応には苦戦したとも伝えた。
しかし、今季は27試合で1敗4セーブ3ホールド、防御率1.96を記録して復調。ブルペン強化を必要としていたツインズが白羽の矢を立てた。
今季のツインズ投手陣は安定感を欠いていることから、再びチャンスを得る余地は十分にある。ただ、現地では「まずは球団の信頼を取り戻すことが先決」という見方が強い。「メジャーに定着できていない選手にとって、小さなミスひとつが致命的になる。今後の試合で自ら挽回する必要がある。苦労してつかんだ機会を、もう一度ゼロから証明しなければならない状況だ」と分析している。
◇コ・ウソク プロフィール
1998年8月6日生まれ。韓国・仁川出身。身長180cm。高校卒業後の2017年にLGツインズでプロデビュー。2019年に韓国プロ野球史上最年少30セーブ(21歳1カ月7日)達成、2022年に42セーブでセーブ王に輝き、韓国プロ野球史上19人目の通算100セーブ到達。2024年1月にサンディエゴ・パドレスと契約したが、開幕前の40人ロースター入りはならず。同年5月にトレードでマイアミ・マーリンズに移籍したものの、同月31日にDFAとなった。2025年6月、デトロイト・タイガースとマイナー契約。韓国代表では2019年プレミア12、2021年東京五輪、2023年WBC、杭州アジア大会に出場。2023年1月、元中日ドラゴンズのイ・ジョンボム(李鍾範)の娘で、イ・ジョンフの妹イ・ガヒョンと結婚した。


