日本、中国との差はまだ大きい。
だが、収穫もあった大会となったようだ。
韓国女子プロバレーの水原現代建設ヒルステートと仁川興国生命ピンクスパイダーズは、8月1日から2日にかけて行われた「2026済州・韓中日女子バレーボール・トップクラブ・スーパーマッチ」に出場。両チームとも、日本の大阪マーヴェラス、中国の上海ブライトユーベストから1セットも奪えないまま連敗を喫した。
今大会は、各国代表のロングリスト(予備登録メンバー)が出場できない規定だったため、4チームともベストメンバーをそろえることはできなかった。各チームの主力外国人選手も欠場するなど、条件は全チームで同じだった。
その中で、日本、中国との実力差が改めて浮き彫りとなった。

大阪マーヴェラスは、基礎技術、個々のスキル、組織力のいずれを取っても一枚上手だった。特に守備やつなぎなど基本プレーの安定感は際立っており、攻撃やサーブではミスも見られたものの、守備にはほとんど隙がなかった。統率の取れた組織力も光り、約束事を徹底した守備やブロックで相手の攻撃を封じる場面が目立っていた。若手選手でさえ、技術面では韓国のベテランを上回るプレーを見せた。身長は韓国と同程度、あるいはそれ以下の選手も多いが、確かな技術でその弱点を補う、日本らしいバレーボールが印象的だった。
一方、上海ブライトユーベストは高さとパワーで圧倒。韓国では珍しい190cm前後のアウトサイドヒッターを数多く擁しており、その攻撃力は際立っていた。韓国勢は大阪マーヴェラス戦ではブロックで互角以上に渡り合ったが、上海ブライトユーベスト戦では高さの壁に苦しめられた。とはいえ、技術力や組織力が劣っているわけでもなかった。

今年の国際バレーボール連盟(FIVB)ネーションズリーグでは、日本がベスト8、中国がベスト4に進出。アジアの二強として、安定した成績を残し続けている。
韓国は今大会を通じて、日本、中国との実力差を改めて痛感することになった。厳しい現実を受け止める必要はあるが、一方で今後克服すべき課題を明確にできたという意味では、収穫のある大会だったと言えるだろう。


