BTSだけがグラミー賞を拒否、Stray Kidsは“曖昧回答” 本命不在で他のK-POPグループは「初受賞」を狙うのか | RBB TODAY

BTSだけがグラミー賞を拒否、Stray Kidsは“曖昧回答” 本命不在で他のK-POPグループは「初受賞」を狙うのか

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BTSだけがグラミー賞を拒否、Stray Kidsは“曖昧回答” 本命不在で他のK-POPグループは「初受賞」を狙うのか
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BTSがグラミー賞へのエントリーを見送ったが、他のK-POPグループはどう動くのか。

その問いが、アメリカで大きな実績を残してきたStray Kidsに向けられた。

【写真】グラミー賞どうする? Stray Kidsの回答

ただし、返ってきたのはBTSへの同調でも、新設部門への批判でもなかった。

Stray Kidsは8月6日、ソウルで開かれた10thミニアルバム『THIS&THAT』の発売記念記者懇談会に出席。グラミー賞が新設した「ベスト・アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス」部門について質問を受けた。

これに対し、スンミンは「僕たちが好きな音楽について話したり、パフォーマンスについて意見を交わしたりするとき、常に外からの視線を意識しているというより、僕たちの内面から生まれる話をもとにステージや音楽を作っている」と述べた。

続けて「K-POPという大きなジャンルが世界中で多くの愛を受けていることを、僕たちも強く感じている」とし、「僕たちが歩み続ける道を通じて、自分たちの音楽をより多くの人へ届けられるよう努力している」と語った。

スンミン
(写真提供=OSEN)Stray Kids・スンミン

ヒョンジンも、「Stray Kidsとしてアルバムを出すとき、僕たちは一度も受賞結果や記録を目標にしたことがない」と強調し、「今回のアルバムでも同じように、“あれもこれもすべてできる”Stray Kidsの姿を『THIS&THAT』を通じて見せ、証明したい」と付け加えた。

実に慎重な回答だった。

新設されたアジアン・ポップ部門をどう評価するのか、グラミー賞へ作品をエントリーするのかについては明言しなかった。BTSのようにエントリーを見送るとも、逆に新設部門を歓迎するとも語っていない。

結果として、エントリーの有無も、新設部門への賛否も明かされないままとなった。

BTSは言葉だけでなく、行動で拒否した

BTSの態度は、これとは明確に異なっていた。

RM、JIN、SUGA、J-HOPE、JIMIN、V、JUNG KOOKの7人は7月29日、それぞれのSNSを通じて、今年のグラミー賞に作品をエントリーしないと一斉に表明した。

BTS
(写真提供=OSEN)BTS

その理由として、「音楽が地域や言語で区分されるより、音楽そのものとして聴かれ、愛されることを願う」と説明している。

これは、新設されたアジアン・ポップ部門への事実上の抗議と受け止められた。

BTSの問題提起は、新しい部門が設けられたことへの単純な不満ではない。K-POP、J-POP、C-POP(中国)など、異なる文化や音楽性を持つ作品を「アジア」という地理的な枠でひとまとめにすることへの違和感だ。

グラミー賞側は、新設部門へのエントリーが主要部門への出品を妨げるものではないと説明した。レコーディング・アカデミーのハーヴェイ・メイソン・ジュニアCEOも、「対象を狭めるのではなく、より多くのアーティストを評価するための部門」だと強調している。

しかし、主要部門にもエントリーできるという説明が出たあとも、BTSはエントリー見送りの方針を変えていない。

その言葉からは、受賞の可能性よりも、自分たちの音楽が地域や言語で区分される構造に異議を唱えたことが読み取れる。

その後、RMはニュージャージー公演で『MIC Drop』の歌詞を変更し、「僕たちは韓国出身だ。だから彼らは僕たちのことを知らない」と歌った。ファンも会場でグラミー賞への反発を示すプラカードを掲げ、BTSの決断を支持した。

BTSの意思表示は、エントリーを見送るという具体的な行動まで伴っている。

BTS
(写真提供=BIGHIT MUSIC)BTS

しかし、その決断がK-POP界全体へ広がっているかといえば、現時点ではそうとは言いがたい。

BTSのエントリー見送り表明後、EPIK HIGHのタブロはRMの投稿を共有し、「ARIRANG > GRAMMYS」と明確な支持を示した。だが、グラミー賞へのエントリーを見送ると表明した有力K-POPグループは、今のところ見当たらない。

今回、Stray Kidsも新設部門への質問を受けたが、BTSへの追随を明言しなかった。

BTS不在は“チャンス”でもある

もちろん、それだけでBTSの問題提起に反対しているとはいえない。

所属事務所の戦略や今後の海外活動、グラミー賞との関係を考えれば、アーティストがその場で簡単に賛否を示せない事情もあるだろう。

そもそも、BTSと他のK-POPグループでは置かれている立場が違う。

BTSはすでにグラミー賞で複数回候補となり、世界の音楽市場で賞の権威そのものに問いを投げかけられる位置にいる。

一方、まだグラミー賞の候補になっていないグループにとって、新設されたアジアン・ポップ部門は、初めて受賞へ近づける現実的な入口にもなり得る。

BTSと同じ選択を求めるのは簡単だが、それぞれが背負うものは同じではない。

Stray Kids
(写真提供=OSEN)Stray Kids

ここで皮肉な構図が生まれる。

BTSが新設部門へのエントリーを見送れば、受賞候補として大きな注目を集めたはずの存在が、最初から不在になる。その空いた席を、別のK-POPグループが狙う可能性がある。

BTSが「アジア枠」への問題提起としてエントリーを見送った部門が、他のアーティストにとってはキャリア初のグラミー賞を手にする絶好の機会になるかもしれない。

仮に有力K-POPグループがエントリーし、初代受賞者となれば、その栄誉は大きい。一方で、BTSが問題を提起した枠組みを受け入れ、その定着に力を貸したと見る声が出る可能性もある。

だが、エントリーする側だけを責めることもできないだろう。

BTSの問題提起に理解を示すことと、新設部門へ挑戦することは、必ずしも完全に矛盾するわけではない。制度への違和感を抱きながらも、目の前に開かれた機会を利用するという選択もあり得る。

Stray Kidsの「賞を目標にしていない」という回答は、グラミー賞へのエントリーを否定するものではない。同時に、新設部門への参加意思や支持を示した発言でもない。

賞よりも音楽とファンを優先する姿勢を語った一方、エントリーするのか、新設部門をどう評価しているのかについては答えを残したままだ。

ヒョンジン
(写真提供=OSEN)Stray Kids・ヒョンジン

したがって、この発言だけをもとに、Stray KidsがBTSに続くとも、アジアン・ポップ部門へ挑戦するとも判断することはできない。

明らかなのは、BTSがエントリー見送りという具体的な行動を示したのに対し、Stray Kidsは制度への賛否を明らかにしなかったという違いだ。

BTSの決断は支持されても、その行動までK-POP界全体で共有されるとは限らない。

このまま他の有力K-POP勢が新設部門へエントリーすれば、BTSが不在のなかで初代受賞者を競う展開になる可能性もある。

BTSの拒否はグラミー賞の枠組みを揺さぶるのか。それとも、BTSがいなくても新たな「アジア枠」は定着していくのか。

Stray Kidsの慎重な回答は、その答えがK-POP界全体で一つにまとまるものではないことを、早くも映し出している。

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《スポーツソウル日本版》

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