俳優イ・ビョンホンが、韓国を代表する俳優として世界でKコンテンツの存在感を高めてきた功績を認められた。
去る8月28日に開催された「第8回ニューシス韓流エキスポ」で、イ・ビョンホンが外交部長官賞を受賞した。
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2019年にスタートした「韓流エキスポ」は、その年に韓流の地位向上や文化産業の競争力強化に貢献した人物や企業を選び、その功績をたたえるイベントだ。
イ・ビョンホンは長年にわたり、韓国映画やドラマだけでなく海外作品にも活動の場を広げ、韓国俳優の存在感を世界に示してきた。国内外をまたぐ継続的な活動が、韓国コンテンツの認知度向上と韓流の拡大に貢献したとして、今回の受賞につながった。
2025年にもNetflixドラマ『イカゲーム』シーズン3で世界中の視聴者を魅了したほか、映画『しあわせな選択』にも出演。世界規模の配信作品と韓国映画の双方で存在感を発揮し、第一線で活躍を続けている。
そんなイ・ビョンホンが授賞式で語ったのは、急速に進化するAIと俳優という仕事についてだった。
「最近、AIが文章を書き、音楽を作り、さらには演技までこなすという話を聞くたびに、ふと緊張することもある」

率直な思いを明かしながらも、「それでも、人が最も知りたがり、興味を持つのは人間だと思う」と語った。
そして、「人間の感情や心理は非常に複雑で繊細で、簡単には理解できないもの。だからこそ、ずっと興味を持ちながら演技を続けていけるのではないかと思う」と、俳優としての考えを明かした。
さらに今回の受賞についても、「新しい時代や新しい方法をただ恐れるのではなく、受け入れるべきものは受け入れながら、自分にできる領域のなかで人間の力を信じ、懸命に演技してきたことへの励ましだと受け止めたい」と語っている。
AIによって映像制作のあり方そのものが変わりつつある今、それでも俳優が向き合うべきものは“人間”である。長年さまざまな人物を演じてきたイ・ビョンホンらしい言葉だった。
今後も出演作が相次ぐ。

Disney+ドラマ『ザ・コリアンズ』をはじめ、映画『南伐』『K.O.クラブ』(原題)などが控えており、新たな役柄を次々と披露する予定だ。
なかでも注目されるのが、『イカゲーム』を手掛けたファン・ドンヒョク監督の新作『K.O.クラブ』。2027年上半期のクランクインを予定しており、世界的ヒット作を生み出した2人が再びタッグを組むことにも期待が高まっている。
韓国映画、ドラマ、グローバル配信作品と、ジャンルやプラットフォームの境界を越えて歩み続けてきたイ・ビョンホン。AIという新たな時代を迎えても、「人間」を見つめながら演じ続ける。その言葉通り、次にどんな人物をスクリーンに生み出すのか注目される。
◇イ・ビョンホン プロフィール
1970年7月12日生まれ。漢陽(ハニャン)大学校在学中にアルバイトを通じて「コカ・コーラ」をはじめとした多数のCMに出演。母親の友人が韓国の地上波KBS主催の公開採用オーディションの願書を手に俳優の道を勧め、1990年にKBS公開採用14期生に合格した。翌年にはトップの成績で研修を終え、すぐにテレビドラマ『アスファルト、我が故郷』でデビューした。2000年に公開された主演映画『JSA』は韓国でメガヒットし、社会現象に。2004年にドラマ『美しき日々』が日本で放送された際には、クールさと強引さを兼ねそなえた男らしいキャラクターで視聴者の心を掴んだ。2019年には主演映画『白頭山大噴火』を通じて北朝鮮の工作員を熱演し、大きな反響を得た。
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