「“神経質だ。生理なのか”と言うのを聞いて」
女子サッカー選手に対する審判の発言が波紋を呼んでいる。
韓国女子サッカー連盟は8月31日、28日に水原総合運動場で行われたリーグ戦の水原FCウィメン対ソウル市庁戦で、主審による選手へのセクハラ発言が問題となっている件について、事実関係を確認するとともに、同様の事例が発生しないよう今後の対策を講じると明らかにした。
女子サッカー連盟はこの日、報道資料を発表し、「今回の件は、選手が審判団の無線交信の過程で、自身に対する不適切な表現があったと認識して問題を提起した事案であるだけに、選手の人格や尊重の問題を含め、リーグ関係者間の相互尊重と信頼、リーグにおける公平な試合運営の環境にも直結する問題だと重く受け止めている」と説明。「試合直後に当該クラブの意見を聞き、韓国サッカー協会(KFA)の審判報告書やマッチコミッショナーの報告書など、関連資料を確認した」と明らかにした。
そのうえで、「本日(31日)午前、審判運営を担当するKFA審判運営チームに対し、試合中の状況や問題となった発言の経緯、具体的な事実関係の確認とともに、今後の対応方針を含めた公式見解を求めた」と付け加えた。

さらに、「事実関係が確認され次第、必要な措置が取られるべきであり、同じ問題が繰り返されないよう改善策も講じなければならない。ただし、審判団もリーグをともに運営していく構成員であるだけに、今回の件を特定の個人に対する非難や責任の押し付け合いとして捉えるのではなく、リーグ全体の試合運営における文化や意思疎通の仕組みを点検する機会とする方針だ」とした。
今回の問題は、28日の試合を担当した主審のペ・ソンヨン氏が、試合中に水原FCウィメンのチ・ソヨンに対して「生理」という趣旨の発言をしたとされ、論争となった。
試合後、チ・ソヨンはメディアを通じて、「審判が、“この人は序盤から神経質だ。生理なのか”と言うのを聞いて抗議した」と語っていた。この日、チ・ソヨンは前半30分ごろに水のボトルを投げるなど、激しく怒りをあらわにしていた。
これにより、ペ主審がチ・ソヨンに対してレッドカードを手にする場面もあった。実際に退場処分としたわけではないものの、強い態度で対応していた。
ただし、水原FC関係者によると、ペ主審が実際に「生理」という言葉を口にしたわけではないという。同関係者は、「主審が月経を意味する隠語である“ガールズデー”という表現を使ったことが確認された。韓国サッカー協会も認めている。選手も当時は動揺しており、正確な言葉を説明できなかったようだ」と明らかにした。
KFA審判運営チームは、「無線交信の中で“生理”という言葉は使っておらず、チ・ソヨンを特定したものでもない」との立場を示している。
ただ、問題の本質は、審判によるセクハラにあたる発言だったという点だ。しかも、ペ主審自身も女性だった。これに先立ち、水原FCはクラブとして正式に抗議する方針を示しているが、女子サッカー連盟は事実関係の確認を進める一方、ペ主審個人への処分を前面に出すのではなく、リーグ全体の改善策を打ち出す考えを示したものとみられる。
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