「もっと上も見ています」
ポジティブなムードが漂っている。
韓国プロ野球・LGツインズは9月2日、ソウル・蚕室(チャムシル)球場で行われた斗山ベアーズ戦に5-1で勝利し、3連戦の勝ち越しを決めた。
2試合連続で投手陣が粘り強い投球を見せたLG。この日はキム・ユンシクを皮切りに、キム・ジンス、イ・ウチャン、キム・ヨンウ、ジョン・ケネディ、ウ・ガンフン、ソン・ジュヨンが次々と継投し、9イニングで許した失点はわずか1点だった。
前日の試合でセーブを記録したソン・ジュヨンは、チームの確実な勝利のため、この日もマウンドに上がった。試合後、取材に応じたソン・ジュヨンは、「コンディションは悪くない。疲れた感じもない。後半戦にたくさん休んだので大丈夫」と力強く語った。

好調のLGには最近、喜ばしいニュースが舞い込んだ。2023年にメジャーリーグ挑戦のためチームを離れたコ・ウソクが、3年ぶりに古巣へ戻ってきたのだ。ソン・ジュヨンにとっても、友人の復帰はうれしい限りだ。
ソン・ジュヨンは「メジャーリーグに行ってきた選手じゃないですか。同じ年に入団した同期で友人でもあるので、やっぱり心強いです。僕の前でしっかり抑えてくれれば、もう少し楽な気持ちで準備できると思います」と期待を寄せた。
コ・ウソクの復帰はチーム全体に好影響を与えているようだ。それについてソン・ジュヨンは「はっきり目に見えるほどではないですが、みんなウソクが来たことで、もう少し自信を持って“やれるんじゃないか”と思っているんじゃないでしょうか。僕もそう思います。みんな心の中では、かなり気合が入っていると思います」と強調した。
チームの雰囲気が良くなれば、当然、さらに高い順位も目指したくなるものだ。ソン・ジュヨンも「正直、これまでは3位を守ることが目標でした。でも、ウソクが来てからは、もっと上も見ています。1位まではいかなくても、2位までは行ってみようという気持ちです」と力を込めて語った。

単にコ・ウソクが加入したから自信が湧いているわけではない。昨シーズンはゲーム差をつけて首位を走っていたにもかかわらず、追い上げられた記憶がある。だからこそ、まだ十分にやれるという思いがあるのだろう。
ソン・ジュヨンは「去年、125試合を終えた時点で2位とは5.5ゲーム差くらいありました。それを考えると、今年は自分たちのほうが有利なんじゃないかと思うこともあります。去年は僕たちが1位で、ハンファ(・イーグルス)が2位でしたが、ほとんど追いつかれましたよね。タイブレークになるところでした。だから、まだ希望は捨てていません」と笑顔を見せた。
シーズン途中に復帰したコ・ウソクは、選手登録の規定により、ポストシーズンの試合には出場できないことが決まっている。そのため、中途半端な時期に母国へ復帰することに疑問の声もあったが、今のところ復帰はチームにとってプラスに働いているようだ。
◇コ・ウソク プロフィール
1998年8月6日生まれ。韓国・仁川出身。身長180cm。高校卒業後の2017年にLGツインズでプロデビュー。2019年に韓国プロ野球史上最年少となる30セーブ(21歳1カ月7日)を達成。2022年に42セーブでセーブ王に輝き、韓国プロ野球史上19人目となる通算100セーブに到達。2024年1月にサンディエゴ・パドレスと契約して渡米。2026年7月には金銭トレードでミネソタ・ツインズへ移籍し、念願のメジャーデビューを果たした。MLBでは4試合に登板し、1ホールド、防御率9.00を記録した。韓国代表では2019年プレミア12、2021年東京五輪、2023年WBC、杭州アジア大会に出場。2023年1月、元中日ドラゴンズのイ・ジョンボム(李鍾範)の娘で、イ・ジョンフの妹イ・ガヒョンと結婚した。
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