“やらせ疑惑”が浮上した韓国の人気バラエティ番組が、公式見解を発表した。
9月4日、MBCのバラエティ番組『私は1人で暮らす~シングルのハッピーライフ~』制作陣は、疑惑が浮上した撮影の経緯を詳しく説明するとともに、視聴者に混乱を与えたことについて謝罪した。
これに先立ち、『私は1人で暮らす』は、8月14日と21日に韓国で放送された回で、アナウンサー出身のタレント、チョン・ヒョンムが目的地や航空券を事前に決めず、空港でカザフスタンのアルマトイを旅先に選ぶ様子が公開され、話題を集めた。

しかし放送後、ネット上では現地の現地でのレンタカー利用手続きやスタッフの航空券購入などをめぐり、事前に準備していた可能性が浮上。即興旅行自体が演出だったのではないかという疑惑まで提起された。
さらに、カザフスタン政府のホームページに『私は1人で暮らす』の現地撮影の様子が紹介され、波紋を呼んだ。アルマトイ市が同撮影について、観光局の支援があったと明らかにしたことで、番組側の説明との食い違いを指摘する声も上がった。
こうした疑惑や指摘を受け、制作陣が撮影の経緯を詳しく説明するに至った。
以下、『私は1人で暮らす~シングルのハッピーライフ~』制作陣の公式コメント全文。
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こんにちは。MBC『私は1人で暮らす~シングルのハッピーライフ~』制作陣です。
まず、詳しい見解をお伝えするのが遅くなったことについて、深くお詫び申し上げます。リアリティ番組という特性上、制作過程を視聴者の皆さまに共有することで、かえって番組の根幹であるリアリティを損ね、没入感を妨げるのではないかと懸念し、迅速な説明ができませんでした。改めてお詫び申し上げます。
先日のチョン・ヒョンムさんのカザフスタン旅行編は、普段から即興旅行を楽しむチョン・ヒョンムさんの日常を、制作陣が同行して撮影する形で進められました。
番組内で表現した“即興旅行”とは、チョン・ヒョンムさんが目的地や航空券を事前に決めず、当日に旅行先を決めて出発する方式を意味していました。
今回の放送に向け、制作陣は海外撮影の可能性に備え、あらかじめ航空便や撮影条件を確認していました。限られた時間内で移動できる近距離の国を中心に複数の可能性を検討し、チョン・ヒョンムさんが普段から関心を示していた旅行先や、当時の航空便の状況などを総合的に考慮した結果、カザフスタンを選ぶ可能性が高いと判断しました。
そのため、カザフスタン行きが決まった場合、すぐに撮影へ対応できるようスタッフの航空券を事前に発券し、現地での撮影協力も要請していました。チョン・ヒョンムさんが当日ほかの目的地を選んだ場合や、カザフスタン行きの航空券を確保できなかった場合には、スタッフの航空券をキャンセルし、その過程で起きる予想外の出来事も旅行の一部として自然に盛り込む予定でした。
チョン・ヒョンムさんは当日、空港で出発可能な航空便を確認したうえで、カザフスタン行きの航空券を現地で直接発券しました。ただし、番組内で“即興旅行”という表現を強調する過程で、旅行と撮影のすべてが何の事前準備もなく進められたかのように受け取られる可能性について、十分に考慮できていませんでした。
アルマトイ市観光局からの支援についても説明いたします。制作陣はアルマトイ市観光局から、海外撮影に必要な行政手続きや現地での進行に関する撮影協力を受けました。先に説明した“支援はなかった”という見解は、金銭的な協賛や制作費の支援はなかったという趣旨でしたが、この表現が現地での行政的な協力や撮影協力も一切なかったという意味に受け取られる可能性があるため、補足説明をさせていただきます。この過程で十分な説明ができず、混乱を招いたことをお詫び申し上げます。
レンタカーの利用についても補足いたします。当該車両は、チョン・ヒョンムさんが仁川空港で直接予約し、現地到着後、レンタカー会社の案内に従ってパスポートと国際運転免許証のコピーを提出して受け取りました。
しかし、放送後に必要書類の不備を指摘する声を受け、在カザフスタン韓国大使館を通じて確認した結果、カザフスタン国内で車をレンタルするには、駐韓カザフスタン大使館による公証手続きが必要であることを遅れて把握しました。現地の法規を細かく確認できなかった制作陣の不手際です。
『私は1人で暮らす~シングルのハッピーライフ~』は、出演者たちの日常をできる限りありのままに伝えることを最も重要な価値としてきました。それにもかかわらず、今回の放送では、番組のリアリティや没入感を損ねてはいけないという判断に偏り、実際の撮影過程について十分に説明できませんでした。
その結果、視聴者の皆さまに誤解と混乱を招き、その後寄せられた疑問についても迅速かつ明確に説明することができませんでした。制作陣の判断と対応が不十分だったことを、心よりお詫び申し上げます。
寄せられた批判と叱責を重く受け止めます。初心に立ち返り、制作方法と姿勢を一から見直し、より細心の注意を払って番組を制作してまいります。
ありがとうございます。


