歌手兼女優のIUと俳優イ・ジョンソクが破局し、間もなく2カ月になる。
2人は7月10日に破局を認め、所属事務所を通じて「今後は良き仕事仲間として関係を続ける」と説明した。
約4年にわたる恋人関係には、すでに区切りがついている。
ところが、芸能ニュースの世界では、いまだに「IUとイ・ジョンソク」という組み合わせが消えていない。
むしろ、別れたあとも2人の名前は新しい形で結びつけられ続けている。
恋愛は終わっても“ビッグカップル”は終わらない
象徴的だったのが、9月8日にイ・ジョンソクがSNSで公開したハワイ旅行の写真だ。
公開された写真でイ・ジョンソクは、黒い帽子に眼鏡、Tシャツと短パンというラフな格好で街を歩き、海辺では無邪気に笑う姿も見せた。

久しぶりの休暇を楽しんでいるように見える何気ない近況だったが、韓国メディアの見出しには、そこでも「IUと破局したイ・ジョンソク」という説明が付いた。
体型が以前よりふっくらしたように見えることが話題になると、「IUとの破局」がその前提として置かれた。
さらに翌日には、当該投稿のコメント欄が制限されていることまでニュースになり、やはり見出しには「IUと破局したイ・ジョンソク」という言葉が並んだ。
もちろん、イ・ジョンソクが旅行をしたことも、体型が変わったように見えることも、コメント欄を制限したことも、IUとの破局が原因だと確認されたわけではない。
それでも、彼の現在を説明する際には、今なお「IUと別れた」という事実が大きな肩書きとして機能している。
2人の交際がそれだけ大きなニュースだったことを考えれば、ある意味では自然な現象なのかもしれない。
IUとイ・ジョンソクは2012年、SBS『人気歌謡』でMCとして共演したことをきっかけに親交を深め、2022年に交際を公表した。
韓国を代表する歌手・女優と、人気俳優という組み合わせだけに、交際発覚当初から大きな注目を浴びてきた。

その後も約4年にわたって公開恋愛を続けてきただけに、「IUとイ・ジョンソク」という名前の並びそのものが、ひとつの強いイメージとして定着していた。
だからこそ、別れたからといって、それまで積み重なったイメージまで一瞬で消えるわけではない。交際中は「IUの恋人イ・ジョンソク」と呼ばれ、破局後は「IUと破局したイ・ジョンソク」と呼ばれる。
恋愛関係が終わったあとも、相手の名前が新たな“説明語”として残り続けている。
本人たちはすでに次へ進んでいる
一方のIUも、すでに次の活動へ動き始めている。
IUは7月、以前から患っていた耳管開放症の症状が悪化したことを公表。体調を考慮し、予定していたコンサートと6thフルアルバムの発売を延期すると明らかにしていた。
そして9月10日には、新デジタルシングルを発表する。約1年ぶりとなる新曲であり、今後発表予定のフルアルバムにつながる先行作品だ。
公開されたコンセプト写真では、これまでのロングヘアから短い髪型へと変身し、宇宙をモチーフにした新たなビジュアルも披露した。ところが、その髪型の変化を伝える記事にまで、イ・ジョンソクとの破局を連想させるような見出しが登場した。

とりわけ露骨なのが、新曲タイトルを使った見出しだ。新曲『イ ピョルロプト』は、日本語にすれば「この星から」という意味だが、ある韓国メディアは本来離れている「イ」と「ピョル」をつなげ、「イビョル=別れ」と読める形に変えて見出しに使用した。
本来の楽曲タイトルにはない“別れ”をあえて浮かび上がらせ、破局を連想させる見出しになっている。
別のメディアも、新曲発表の記事でわざわざ「破局後の新曲」と前置きしている。新曲そのものにイ・ジョンソクとの破局を示す説明があるわけではない。それでも、“別れた直後のIUが出す曲”という物語に回収されている。
7月に健康問題を公表していただけに、久しぶりの新曲はIU自身の現在を伝えるニュースとして十分に大きい。しかし、そんな新曲でさえ「破局後」という文脈から完全には切り離されていない。
イ・ジョンソクにも次の仕事が控えている。11月4日には、ディズニープラスシリーズ『再婚承認を要求します』の公開を予定しており、新たな作品で視聴者の前に立つことになる。

IUは新曲へ、イ・ジョンソクは新作ドラマへ。本人たちはすでに、それぞれの時間を歩き始めている。
それでもニュースの世界では、旅行をしても、髪を切っても、新曲を出しても、そこに「破局後」という文脈が持ち込まれる。
恋人関係は終わっても、芸能ニュースの中では“元恋人同士”という肩書きが残る。約4年間続いたビッグカップルであれば、その余韻が消えるまでにも相応の時間が必要なのかもしれない。
■2度の熱愛公表、2度の破局…IU、“次の恋”は隠すだろうか TWICEなどに見る「恋愛非公開化」


