キム・ガラムが、いよいよ“女優”として本格的に動き始めた。
ガールズグループLE SSERAFIMを脱退してから、すでに4年以上が過ぎている。
所属事務所マネジメントKOOは9月10日、キム・ガラムの新たなプロフィール写真を公開した。
写真では、これまでとは異なる落ち着いた雰囲気から力強い表情まで、複数のコンセプトを披露している。
キム・ガラムは今年6月に同社と専属契約を締結し、女優として新たなスタートを切っていた。所属事務所によると、その間も演技練習を続けるだけでなく、英語や日本語、運動など幅広い分野で準備を重ねてきたという。
3月には個人YouTubeチャンネルを開設し、演技練習や大学生活なども公開。2024年からは建国大学でメディア演技を専攻していると報じられている。
6月の専属契約が“女優になる”という再出発の宣言だったとすれば、今回のプロフィール公開によって、その動きはいよいよ具体的な段階に入ったといえそうだ。

グループを離れ、女優になった元アイドルたち
K-POPでは、活動中のグループを離れたあと、女優へ転身するケースは珍しくない。
代表的なのがApinkを2022年に脱退したソン・ナウンだろう。
女優活動に専念してからの道のりは決して平坦ではなかったが、今年放送されたドラマ『エージェント・キム:リアクティベーティッド』では、ソ・ジソブ演じる主人公と同じ銀行に勤める職員でありながら、特殊任務局の要員でもあるチョン・サンア役を担当。アクションにも挑戦し、作品は最高視聴率23.1%を記録した。

本人も作品終了後のインタビューで、アイドル出身という経歴について「今の自分を作ってくれたきっかけ」と語り、否定するつもりはないとの考えを明かしている。
さらに次回作として、2027年放送予定のMBCドラマ『宮には犬の花が住む』(原題)で主演を務めると報じられた。Apinkを離れて約4年。ようやく女優としての存在感を一段強めつつある。
fromis_9を2022年に脱退したチャン・ギュリも、女優の道を選んだひとりだ。

現在放送中でNetflixでも配信中のドラマ『フォーハンズ ~2人のソナタ~』では、優れた音楽的感覚を持つヴィオラ奏者ホン・ジェイン役を演じている。制作発表会では、共演するイ・ジュニョンが実際にヴィオラを演奏する姿に驚いたことを明かすなど、役作りも話題になった。
OH MY GIRLを同じ2022年に離れたコン・ジホも、女優に転向した。2025年のドラマ『埋もれた心』への出演を経て、現在はドラマ『最愛の社員 -My Bias, My Boss-』に出演中。主人公の友人ミミ役として、恋愛模様も描かれている。

ただ、チャン・ギュリ、コン・ジホともに作品への出演を続けているものの、現時点で女優として確固たる代表作を築いたとまではいいにくい。
“脱退して女優”の道は簡単ではない
3人に共通するのは、所属していたグループが解散したわけではないなか、自らはチームを離れ、女優という別の道を選んだことだ。
そして、その後を見ると、アイドル時代の知名度が、そのまま女優としての成功につながるわけではないこともわかる。ソン・ナウンも女優転向後に試行錯誤を重ね、今年の『エージェント・キム』で評価を一段高めた。チャン・ギュリ、コン・ジホも現在進行形でキャリアを積み上げている最中だ。
その現実を踏まえると、キム・ガラムのこれからも決して簡単ではないだろう。しかも、彼女をこの3人とそのまま並べることはできない。
ソン・ナウン、チャン・ギュリ、コン・ジホはいずれも、グループで一定期間活動し、アイドルとしてのキャリアやファン層を築いたうえで女優へと進んだ。一方、キム・ガラムがLE SSERAFIMとして活動できた期間は極めて短かった。

2022年5月にグループのメンバーとしてデビューしたものの、その前後から学生時代をめぐる校内暴力疑惑が広がった。すぐに活動を中断し、同年7月にはSOURCE MUSICとの専属契約が終了してグループを脱退している。本人はその後、「誰かを殴ったり暴力を加えたことは一度もない」「誰かをいじめたり仲間外れにしたこともない」などと疑惑を否定している。
つまりキム・ガラムには、女優業へ持ち込める長いアイドル活動の実績はほとんどない一方、「元LE SSERAFIM」という肩書きと脱退当時の記憶が強く残っている。
その意味では、彼女の女優転向は、アイドルとして築いた人気を演技の世界へ持ち込む“転身”というより、別の場所で評価を一から作り直す“再デビュー”に近い。
“女優キム・ガラム”になれるか
6月の専属契約、そして今回のプロフィール写真公開。準備は少しずつ形になってきた。
だが、本当の意味での再出発は、やはり出演作が決まってからだろう。どんな作品で、どんな役を演じ、そこでどんな評価を受けるのか。それによって初めて、「元LE SSERAFIM」ではない新しい肩書きが生まれてくる。

先に女優の道を選んだソン・ナウンたちを見ても、アイドル時代の肩書きが薄れていくまでには時間がかかる。ましてキム・ガラムがこれから超えなければならないのは、単なる「元アイドル」という肩書きだけではない。
LE SSERAFIMを早期に離れた元メンバーという強烈な過去を超えて、ひとつの作品で「女優キム・ガラム」を見せられるか。
今回公開されたプロフィール写真は、その長い挑戦がいよいよ始まることを告げる一枚になりそうだ。
◇キム・ガラム プロフィール
2005年11月16日生まれ、ソウル出身。2022年5月、ガールズグループLE SSERAFIMのメンバーとしてデビュー。同年4月にデビューが予告された直後から、ネット上で過去の不適切な言動やいじめに関する証言が浮上し、騒動に。所属事務所が疑惑を否定してデビューを強行したが、騒動は収まらず、わずか20日で活動休止に。最終的にデビューから2カ月後の7月20日に専属契約が解除され、グループから脱退した。その後、学生生活を送り、2026年6月にマネジメントKOOと専属契約した。


