「審判のせいにするのは簡単だ」
元韓国代表監督のフース・ヒディンク氏が、“2002年の疑惑”について語った。
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イタリアの専門メディア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』は9月9日(日本時間)、「ヒディンク氏が、今も議論の続く韓国対イタリア戦について再び語った」として、同氏へのインタビュー内容を公開した。
当時の試合については、「韓国とイタリアの試合から24年が経ったが、この試合はいまだに議論を呼んでいる。2002年6月18日、大田(テジョン)で行われた試合で、イタリア代表は安貞桓(アン・ジョンファン)のゴールデンゴールによってベスト16で敗退した。この試合は主審バイロン・モレノの判定、ダミアーノ・トンマージのゴール取り消し、フランチェスコ・トッティの衝撃的な退場によって物議を醸した」と伝えている。
ヒディンク氏に対し、誤審のおかげでイタリアを破ったのではないかと単刀直入に尋ねた、イタリア人のディ・マルツィオ記者。「モレノは審判服の下に韓国代表のユニフォームを着ていたんじゃないですか?」という質問で、審判買収を示唆した。
これに対しヒディンク氏は「私はこの質問が好きではない。特定の偏見を含んだ質問だからだ。同じような観点で話すのであれば、クリスティアン・ヴィエリは前半に肘で相手を攻撃していたので、警告を受けるべきだった。モレノはそれも見ていなかった」と反論した。

さらに「審判のせいにするのは簡単だ。当時のイタリアにはものすごいポテンシャルがあった。あれほどすごい、すごい、すごい選手たちを見てみろ! あのメンバーと、あのような試合をしていたのなら、韓国を完全に圧倒するべきだった。でも、そうはならなかった」と語った。
これを聞いたディ・マルツィオ記者も「クリスティアン・ヴィエリ、フランチェスコ・トッティ、ジャンルイジ・ブッフォン、パオロ・マルディーニ……言い訳の余地はないと言わざるを得ません」と認めた。セリエAが世界最高峰のリーグとされた当時のイタリア代表は、W杯予選で3大会連続敗退となった現在の代表とは異なり、ワールドクラスの選手がそろった優勝候補だった。
続けてヒディンク氏は「私が言っているのは、まさにそれだ。この偉大な選手たちなら、韓国を完全に打ち負かすべきだった。しかし、私たちのチームには自信があり、ハイテンポでプレーした。イタリアは、私たちの強い抵抗を予想していなかった。もう一度言おう。イタリアは楽勝するべきだった。でも、そうはならなかった」と笑いながら語った。
結果的にイタリアは韓国に敗れて敗退し、大きなしこりを残した。当時、イタリアのペルージャでプレーしていた安貞桓には殺害予告まで届き、所属チームに戻ることができなかったという逸話もある。さらに、ペルージャのルチアーノ・ガウッチ会長は「彼は二度と我がクラブに足を踏み入れることはできない」として、「イタリアサッカーを台無しにした」選手に給与を支払うつもりはないとも宣言した。
この件について、ヒディンク氏は不快感をあらわにした。「当時、ペルージャでプレーしていた選手が、あのような扱いを受けたのは理解できない。つまり、彼は試合に出るべきではなかったということか? ゴールを決めるべきではなかったということか? それが皆さんの答えなのか?」と問いかけた。
さらに「もちろん違う。これはスポーツだ! そして、自分を育ててくれた場所だというのに……。彼は韓国のためにプレーした。韓国人だからだ。自分たちのゴールにゴールを決めろというのか? そしてゴールデンゴールを決め、勝った時には思い切り祝って、また祝えばいい。負けた時には男らしくあるべきだ。紳士であるべきだ。イタリアはそうだったのか?」と問いかけた。
最後にヒディンク氏は「本当に多くの時間が流れた。そしてイタリアは勝てなかった。マルディーニ、トッティ、ヴィエリ、そしてほかのすべてのスター選手をそろえていたのなら、90分で勝つべきだった」と改めて述べ、「試合後に不満を言うべきではない。あなたたちは私から反応を引き出そうとしているが、私は自分の答えを変えるつもりはない」と強調した。
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