Appleが発表した初の折りたたみiPhone「iPhone Duo」をめぐり、ネット上では「欲しい」という声が多く見受けられる一方、「後発の折りたたみ端末として、どこまで既存製品との差別化を図れるのか」といった反応も見られる。
折りたたみスマートフォン市場にはすでにSamsungのGalaxy Z Foldシリーズ、GoogleのPixel Foldシリーズ、モトローラのrazrシリーズなどが投入されている。Appleは長期にわたり折りたたみiPhoneを開発してきたとされ、初参入となるiPhone Duoでは、7.6インチの内側ディスプレイ、5.4インチの外側ディスプレイ、精密ヒンジ、折りたたみ構造に最適化したiOS 27.1などを搭載した。

内側ディスプレイでは、iPhoneとして初めて2つのアプリを横並びで使えるSplit Viewに対応する。Safariなど同一アプリの複数ウインドウを開くことも可能で、ネットショッピングで商品を比較したり、動画を見ながらメッセージを送ったりといった使い方を想定する。年内にはApple Pencil(USB-C)にも対応する予定で、メモ、スケッチ、書類への書き込みといった用途も見据える。
一方、開いた状態の7.6インチという画面サイズやApple Pencil対応を受け、ネット上では「それならiPadでいいのでは」とする声もある。スマートフォンとして常に持ち歩けること、閉じれば5.4インチの外側画面で操作できることがiPadとの違いとなるが、大画面での動画視聴、資料確認、書き込みといった用途が中心なら、すでにiPadを使っているユーザーにとっては、あえて折りたたみiPhoneを選ぶ必要があるのかという見方もある。
また、Samsung、Google、モトローラなどがすでに折りたたみ端末を展開する中、Apple初のモデルであることから、「後発ならではの完成度」を求める声もある。iPhone Duoは、100以上の小さな部品で構成されたヒンジ、多層構造の内側ディスプレイ、グレード5チタニウムの筐体、IP68等級の防水・防じん性能を備える。開いた状態ではiPhone史上最も薄い設計としているが、ネット上では「本当に耐久性があるのか気になる」「不意にボキッとなりそう」と、ヒンジや内側ディスプレイの長期使用を不安視する書き込みも見受けられた。

生体認証はFace IDではなく、側面のサイドボタンに統合したTouch IDを採用。折りたたんだ状態でも開いた状態でも使いやすい認証方式とした一方、Face IDに慣れたユーザーからは、「Face IDなしは不便」とする反応も上がっている。
価格は国内価格は256GBモデルが36万4800円、512GBモデルが39万9800円、1TBモデルが46万9800円、2TBモデルが57万4800円。Xでは、「欲しいけど36万円!?」「気になる。ただ36万はさすがに…」「わりと欲しいけど高すぎて買えん」といった書き込みが見られ、製品そのものへの関心はあっても、価格が購入のハードルになっている様子がうかがえる。
7.6インチの大画面、Split View、Apple Pencil対応、折りたたみ構造を生かしたカメラ機能などを備えるiPhone Duoは、スマートフォンとタブレットの間を埋める製品として位置付けられる。ただ、純粋にスマートフォンとして見ると、「36万円のスマホに見合う使い方があるのか」「電話として考えると高すぎる」といった疑問もある。
現時点では、「後発の折りたたみiPhoneとしての完成度」「iPadとの使い分け」「耐久性やFace ID非搭載への不安」といった声に加え、36万4800円からという価格への率直な反応が先行している。実機を手に取れるようになれば、薄さ、ヒンジの操作感、内側ディスプレイの折り目、Split Viewの使い勝手が評価を左右しそうだ。






