アジア大会4連覇を目指す男子サッカーのU-23韓国代表が大勝スタートを切った。
指揮官は選手を称えつつ、次戦以降に向けた改善点も口にした。
【写真】「日本の選手に憧れることはない」韓国人選手が“断言”
イ・ミンソン監督率いるU-23韓国代表は9月15日、パロマ瑞穂ラグビー場で行われた愛知・名古屋アジア大会グループD第1節でカタールに4-1で勝利した。
2014年仁川大会から続く4大会連続の金メダル獲得を目標に掲げる韓国は、今大会に欧州組9人を招集。カタールとの初戦ではFWキム・ミョンジュン(ヨング・ヘンク)、MFオム・ジソン(スウォンジー・シティ)、MFペ・ジュノ(ストーク・シティ)、MFヤン・ヒョンジュン(セルティック)、DFキム・ジス(ブレントフォード)ら5人が先発出場した。
そして、この欧州組が韓国に勝利をもたらした。スウォンジーで背番号10を着用するオーバーエイジ枠のオム・ジソンは、前半のうちにハットトリックを達成。キム・ミョンジュンも後半に1ゴールを決め、ヤン・ヒョンジュンとキム・ジスはアシストを記録した。ペ・ジュノも得点関与こそなかったが、キレのあるドリブルや正確なクロスでたびたびチャンスを演出した。

試合後、イ・ミンソン監督は「初戦は常に難しいものだが、選手たちはよくやってくれた。終盤に失点したのは良くなかったが、この失点は次の第2戦、さらには準々決勝、準決勝、決勝へと進むうえで、修正点や集中力の乱れを改善する良い機会になったと考えている」と振り返った。
存在感を発揮した欧州組については「細かな指示を出したわけではない」とし、背後への抜け出しなどが機能した点を評価。そのうえで「初戦ということでコンビネーションの面でまだ合わせきれず、より良い状況を作り出せなかった点は惜しかった」「守備に関しては、やはり失点した部分を早期に改善しなければならないと考えている」とチームとしての課題も口にした。
次に、ハットトリックを達成したオム・ジソンへの評価を求められると、「個別の選手をこうした公式の場で褒めるのは少し違うと思う」と断言。「個別の称賛は後で個人的に伝えるべきことだ。全体として選手たちが自分の望む通りによく動いてくれた。すべての選手が称賛に値すると考えている」とし、試合に出場しなかったメンバーに触れて「彼らがいてくれたからこそベストイレブンがピッチに立ち、素晴らしいパフォーマンスを見せられた。だから個別の称賛やコメントは控えたい」と力を込めた。
会見では、アジア大会金メダルで付与される“兵役免除”について見解を問う質問もあったが、指揮官は「今我々が軍免除に関してどうこう言えることはない。我々は今、大韓民国を代表して戦っている代表チームであり、常に優勝を目指して大会に臨んでいる。選手たちと話す際も、兵役問題については今考慮していない。ただアジア大会の金メダルを獲得することに重点を置いている」と線を引いた。

また、「今の沈んでいる雰囲気について選手たちとよく話し合い、U-23代表として少しでも上向かせる機会を作ろうと伝えた。これからも勝ち続けることで、少しでも韓国サッカーがファンから期待され、愛される好機になることを願っている」と、北中米W杯敗退以降から雑音の絶えない韓国サッカー界を結果で盛り上げる意気込みを伝え、会見を終えた。
韓国は次戦、9月22日にパロマ瑞穂ラグビー場でサウジアラビアと対戦する予定だ。
(文=姜亨起/ピッチコミュニケーションズ)


