今夏の北中米W杯に出場し、英2部チャンピオンシップで背番号10を背負うサッカー韓国代表選手が、愛知・名古屋アジア大会の初戦で大活躍を見せた。
観客数は2000人未満と静かな環境だったが、本人はそれをポジティブに捉えて試合に臨んでいたようだ。
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U-23韓国代表は9月15日、パロマ瑞穂ラグビー場で行われた愛知・名古屋アジア大会のグループD第1節で、カタールに4-1で勝利した。
大会4連覇を目指す韓国は、今大会に欧州組9人を招集。オーバーエイジ(OA)枠は3人全員が北中米W杯メンバーという豪華な布陣だ。そのOA枠の一角を担うオム・ジソン(スウォンジー・シティ)が、この試合の前半のうちにハットトリックを達成し、チームを勝利に導いた。

所属クラブで背番号10を着用し、今季のリーグ戦では6試合で2G2Aと好調を維持して本大会に臨んだオム・ジソン。試合後の取材で好調の理由を問われると、「特別な要因があるわけではない。自分が得意なプレーを続けてきて、上手くいかない時期も諦めずに最後まで努力を重ねたからこそ、こうして運良く良い結果につながっていると思う。今後もそうして準備を続けていく姿勢に変わりはない」と謙虚に語った。
この日の観客数は1633人。一部の韓国人サポーターが「テーハンミング!」とコールし、得点シーンでは観客席から歓声が沸く場面もあったが、90分を通して静かな雰囲気で試合が進んだ。試合前から雨が降った影響もあってか、記者席の対面にあるバックスタンドは観客がまばらだった。
北中米W杯では4万5000人の大観衆を経験し、普段のチャンピオンシップでも2万人近い観客の前でプレーするオム・ジソンにとって、これだけ静かな環境での試合は久しぶりだったはずだ。
「確かにスタジアムの雰囲気は違った」と振り返るオム・ジソンは、「イングランドでは大勢の観客の前でプレーするので騒々しさはあるが、この会場はそういったこともなく、負担も少なかった」と明かす。

そのうえで、「自分が普段プレーするリーグと比べると観客数も少なかったので、ピッチ上で自分がやるべきプレーに集中し、考える余裕が生まれたと思う」とコメント。「ピッチ上で落ち着いて判断できたので、運良くチャンスがすべて自分にめぐってきた。自分が得意とするプレーに専念できた結果、素晴らしい結果につながったと思う」と前向きに振り返った。
なお、韓国は22日にグループ第2節のサウジアラビア戦を戦う。また、1位通過・2位通過のどちらであっても準々決勝は同じパロマ瑞穂ラグビー場で行われる。以降、準決勝は大阪の長居陸上競技場、決勝は豊田スタジアムで開催される。
(文=姜亨起/ピッチコミュニケーションズ)
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