男子サッカーのU-23北朝鮮代表がアジア大会の初戦で敗れた。
現役時代にワールドカップ出場経験を持つ指揮官は、会場に駆けつけた在日コリアンらの応援団に対し「申し訳ない」と悔しさをにじませた。
北朝鮮は9月16日、愛知県のウェーブスタジアム刈谷で行われた愛知・名古屋アジア大会男子サッカー・グループB第1節で、中国に1-2で逆転負けを喫した。
前半27分にFWチェ・グクのゴールで先制した北朝鮮だったが、同44分に同点弾を許すと、後半23分には逆転ゴールを献上。試合終盤には怒涛の猛攻を見せたものの、後半36分にペク・チュンソンが放ったシュートがポストを叩くなど不運も重なり、勝ち点を得ることはできなかった。
試合後の記者会見で、北朝鮮のリ・グァンチョン監督は「アジ「アジア大会初戦で重圧感があった。全般的な流れは良かったが、個人個人で若干のミスがあり、対処しなければならない問題があった。初戦で出た重要な問題を解決し、残る2試合で最善を尽くす」と振り返った。
リ・グァンチョン監督は1985年9月4日生まれの41歳。現役時代は北朝鮮代表の主力センターバックとして、2010年南アフリカW杯のグループステージ3試合すべてに先発出場した。日本とも2005年のドイツW杯アジア最終予選や2008年の東アジア選手権などで対戦経験があり、2014年ブラジルW杯アジア3次予選ではキャプテンマークを巻いてザックジャパンに立ちはだかった。

タイのムアントン・ユナイテッドやサムットプラカーン・シティなど海外クラブでもプレー。代表では安英学(アン・ヨンハッ)や鄭大世(チョン・テセ)、梁勇基(リャン・ヨンギ)、李漢宰(リ・ハンジェ)、金聖基(キム・ソンギ)、安柄俊(アン・ビョンジュン)など多くの在日コリアン選手と共に戦った経歴を持つ。
この日、スタンドでは在日コリアンら約300人の応援団が熱い声援を送ったが、勝利で応えることはできなかった。「一生懸命応援してくれたわが同胞に申し訳ない」と語った指揮官は、「失点後に多くの機会があったが、心理的にまだ冷静になりきれず、活かしきれなかった。次の試合からは選手たちがより奮起し、責任感を持って良い姿を見せたい」と前を向いた。
続けて、「選手たちが同胞たちの応援を受けて気持ちを一つにし、良い結果を生み出そうとしたが、思い通りにはならなかった。これから選手たちがもう少しだけ力を出して、次の試合では同胞たちに良い結果をもたらしたい」と第2節への決意を語った。
北朝鮮は20日午後7時より、同じくウェーブスタジアム刈谷でUAEとのグループB第2節に臨む。
(文=姜亨起/ピッチコミュニケーションズ)
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