新体制でも主将を務めるサッカー韓国代表のソン・フンミンは、白星発進にも浮かれる様子を見せなかった。
9月24日、韓国代表はホームでエクアドルと国際親善試合を対戦。
ソン・フンミンは後半13分に華麗な直接フリーキックを決めてチームの2点目を挙げるなど、3-0の快勝に貢献した。
試合後、ソン・フンミンは「(キム・)ミンジェが選手たちをゴール前に引き付けるから、シュートを打ってくれと言っていました。ミンジェのおかげです」と振り返った。

この日、ソン・フンミンはオ・ヒョンギュと2トップを組み、攻撃をけん引。チーム全体としての攻撃の完成度は決して高くなかったものの、4-4-2をベースとした連動したプレスや、攻守の距離をコンパクトに保つ守備面では機能していた。
新たに就任したロベルト・モレノ暫定監督の初陣については、「別のスポーツを例に出すのは恐縮ですが、ボクシングでジャブを繰り返すのは、その後に大きなパンチを打つためでもあります。初めての試合だったので、少し時間がかかったのだと思います。後半は相手が疲れてきて、僕たちがやりたいプレーを楽にできるようになりました」と振り返った。

ソン・フンミンが公の場に姿を見せたのは、北中米ワールドカップでの惨敗後、初めてのことだった。
グループリーグ敗退に終わったワールドカップを振り返りながら、「試合前日に話したように、ワールドカップのことを考えると当然、心がとても痛みます。ファンの皆さんも同じ気持ちだったと思います。結局、こうした試合で改めて結果を見せるしかありません。慎重になっています。1試合だけで、あまり浮かれないでほしいです」としたうえで、「選手同士、楽しんでプレーしました。準備期間が短かったので、基本に忠実にやろうと話していました。完全に気持ちが楽になったわけではありませんが、前向きに考えられる部分はあると思います」と語った。


この日のゴールで、ソン・フンミンは国際Aマッチ通算57得点となり、元韓国代表監督のチャ・ボムグン氏が記録した58得点にあと1点と迫ることになった。
その状況については、「僕よりも、記者の皆さんのほうが気にしているようです。あまりにも多くの話が出ているので、気にしないわけにはいきません。Aマッチでゴールを決められるのは、僕の力だけではありません。チームメイトたちの助けがあってこそです。一緒に仕事をしてきた監督やコーチの皆さんのおかげでもあります。記録が塗り替えられたとしても、僕が誇るようなことではありません」と、最後まで冷静に語った。


