女優ハン・ガインが、サプリメントをめぐる騒動について謝罪した。
自身が紹介した“飲むアルブミン”が問題視されている。
ハン・ガインは、紹介した商品について広告や協賛ではなかったと説明した。ただ、今回の問題はそれだけではない。
健康関連の商品を、個人的な体感だけで紹介してもいいのかという問題だ。
ハン・ガインは9月28日、自身のYouTubeチャンネル「自由夫人 ハン・ガイン」のコミュニティに、アルブミン製品に関するコメントを投稿した。
まず、「該当動画は、いかなる対価や協賛もなく、私が直接購入して使用した製品を紹介した“自腹購入”コンテンツです」とし、「広告かどうかについて、嘘は一切ありません」と強調した。
一方で、製品の紹介方法については謝罪した。ハン・ガインは「健康に関連する製品を、個人的な経験だけで紹介した点は慎重さを欠いていました」とし、出産後に体力が落ちた際、該当商品を自ら購入して飲み始め、体調が良くなったと感じたため、視聴者におすすめしたと説明した。

続けて、「主観的な体感に頼り、厳密な検証をせずに情報を伝えることが、どれほど慎重であるべきことなのかを今回の件で痛感しました」と明かした。
問題となった動画は2024年11月に公開された。当時、ハン・ガインは自身が普段から摂取しているサプリメントや健康関連商品を紹介するなかで、アルブミン製品にも言及。体調が悪く、点滴を受けるのが難しい状況で効果を感じたという趣旨で、自身の経験を語っていた。
アルブミンは、血液中に多く含まれるたんぱく質の一種で、血管内の水分を保つなど重要な役割を担う。ただし、食品として販売されている“飲むアルブミン”と、病院で使用されるヒト血清アルブミンは別のものだ。
それから約2年後、この発言が再び物議を醸した。
消費者告発を専門とするYouTubeチャンネル「死亡キツネTV」が9月28日、「本当の犯人公開」というタイトルの動画を通じ、市販されている“飲むアルブミン”製品の広告手法や商品の特性について問題を提起したためだ。
「死亡キツネTV」は、一部の商品について、一般消費者が病院で使用される血清アルブミンと同様の効果を期待してしまう可能性があるとの趣旨で問題を指摘した。その過程で、ハン・ガインが過去に商品をおすすめした動画も改めて取り上げられた。

しかし、ハン・ガインが強調した“自腹購入”かどうかとは別に、韓国の食品医薬品安全処は、すでに“飲むアルブミン”について消費者に注意を呼びかけてきた。
食品医薬品安全処によると、食品として販売されている卵白アルブミンは卵白由来の一般食品である一方、病院で肝硬変患者などの治療に使用されるヒト血清アルブミンは、血漿(けっしょう)から分画・精製した処方医薬品の注射剤だ。
名前に「アルブミン」と付いていても、製品の性質や用途はまったく異なるという。
結局、今回の騒動は「広告だったのか、そうでなかったのか」だけでは説明できない。
むしろ広告ではない“自腹購入”だったからこそ、視聴者が「有名人が実際に飲んで効果を感じた」という体験談を、より信頼した可能性もある。
ハン・ガイン自身も、その点を認めている。今後については、「自分で購入して実際に使用した商品であっても、客観的な事実を厳格に確認したうえで共有していく」と伝えた。
◇ハン・ガイン プロフィール
1982年2月2日生まれ。慶煕大学観光経営学科卒業。2002年のドラマ『太陽の誘惑』でデビュー。映画『マルチュク青春通り』でヒロインを務め、韓国の“初恋のアイコン”に。2005年に俳優のヨン・ジョンフンと電撃結婚。23歳で人妻になってしまったことに、男性ファンの多くが嘆き悲しんだが、映画『建築学概論』とドラマ『太陽を抱く月』の2作で大ヒットを記録。数字を出せる女優というイメージも定着した。大韓整形外科学会が一般人と医療従事者290人を対象にした「美しい顔立ち」アンケート調査で、「鼻が美しい女優」1位にも輝いたことも。


