アジア競技大会で運営上の混乱が相次いでいる。
シャトルバスをめぐるトラブルが、またしても起きた。
男子バレーボール韓国代表は9月28日、台湾との1次リーグD組第2戦を前に、思わぬトラブルに見舞われた。
韓国代表は犬山市体育館での午前練習に向かうため、公式シャトルバスに乗り込んだものの、到着したのは岡崎中央総合公園体育館だった。
この日の台湾戦の会場は小牧市スポーツ公園総合体育館。試合とはまったく関係のない会場へ向かってしまった。
この影響で、韓国は午前の練習を行えなかった。大韓バレーボール協会は大韓体育会を通じ、組織委員会に正式に抗議している。
ただ、韓国は幸い、台湾にセットカウント3-1で勝利した。

なお、バスをめぐるトラブルに見舞われたのは韓国だけではない。パキスタンもウズベキスタンとの試合を前に、バスが誤った場所へ向かい、大きな混乱に巻き込まれた。
パキスタンは試合開始のわずか1時間前に、ようやく正しい会場に到着したという。このため、選手たちはバスの中で試合に向けた準備をしなければならなかった。
それでもパキスタンは、こうした厳しい状況のなかでウズベキスタンをセットカウント3-0で下した。
今大会でバスが問題となったのは、男子バレーボールが初めてではない。大会開幕直後から、複数のチームがシャトルバスをめぐるトラブルに巻き込まれている。
韓国だけを見ても、男子サッカー代表が練習会場へ向かうバスが来なかったり、サッカー場ではなく野球場へ運ばれたりするなど、不可解なトラブルが何度も発生している。バスが来なかったため、男子バスケットボール代表が日本との決勝戦を前に予定していた練習を行えなかったこともあった。

こうした状況から、日本代表に対する偏った運営のように見える可能性もあるが、実際には日本の選手たちも運営上のトラブルによる影響を受けている。
選手団の宿泊先では、男子選手と女子選手が同じ部屋に割り当てられるケースがあったほか、水球代表や女子バレーボール代表もバスをめぐるトラブルに見舞われるなど、国内外を問わず不可解な事態が相次いでいる。
すでに“史上最悪”との評価も出ている愛知・名古屋大会。残された日程だけでも無事に終えることができるのか、相次ぐトラブルに選手はもちろん、スポーツファンからも困惑の声が上がっている。


