フジテレビは、18日に逝去した脚本家・倉本聰さんへの追悼として、テレビドラマシリーズ『北の国から』のスペシャル版第1作『北の国から ’83冬』を9日に放送する。
この日は、連続ドラマ『北の国から』の放送開始からちょうど45年の節目にあたる日である。


同作は、電気も水道もない北海道・富良野の大自然の中で、主人公・黒板五郎が「知恵と手仕事」で生き抜く姿を描き、「便利さと引き換えに人間が失った大切なもの」を浮き彫りにした作品である。
今回放送される『北の国から '83冬』は、連続ドラマの最終回から約1年後に放送されたスペシャル第1作である。
その後、2002年放送の『北の国から 2002遺言』まで続く壮大なシリーズの端緒となった記念すべき作品で、吉岡秀隆・中嶋朋子という2人の俳優の実際の成長に合わせて約21年間にわたって黒板一家の人生を描き続けるという、テレビ史上類を見ない一大ドラマシリーズへと発展した。
物語では、東京への出稼ぎから帰郷した五郎(田中邦衛)が、みどりの借金の連帯保証人として700万円の返済義務を負わされるという難題に直面。厳冬期の北海道を舞台に、弱さや無力感を抱えながらも懸命にもがく登場人物たちの姿が、圧倒的な映像美とともに描かれている。
同作は倉本さんの思いが詰まった代表作として受け継がれていくだろう。






