3大会連続の“日韓戦決勝”だ。
10月3日、豊田スタジアムでは愛知・名古屋アジア大会男子サッカー決勝の日本対韓国が行われる。
イ・ミンソン監督率いるU-23韓国代表は、9月30日に行われた準決勝で中国に2-1で勝利した。
この試合で韓国は最大の危機にさらされた。大会に入って初めて先制点を許し、中国の激しいプレーと“密集守備”に苦しんだ。シンプルなカウンターから決定機を与えるなど、DFラインの背後のスペースも晒した。
幸いにも、FWイ・ヨンジュン(グラスホッパー)とMFペ・ジュノ(ストーク・シティ)の得点で逆転勝利を収めた。まさに死闘だった。ペ・ジュノはいつ打たれたかもわからないまま左目の周りにアザができ、イ・ヨンジュンも顎にひっかき傷が鮮明に残っていた。
キャプテンのMFイ・ギヒョク(江原FC)の穴を埋めたMFファン・ドユン(FCソウル)は、相手の肘が鼻に当たって出血する事態も発生した。これらすべてを乗り越えた。指揮官が「失点を上手く克服して逆転したことに満足している」と語った理由だ。

韓国が警戒すべき日本の“脅威”は?
韓国はアジア大会4連覇まで最後の関門を残すのみとなった。決勝の相手は日本。2018年ジャカルタ大会から今大会まで、3大会連続で決勝で激突することになった。ジャカルタ大会と前回の2023年杭州大会はいずれも韓国が2-1で勝利している。
大岩剛監督率いる日本はオーバーエイジ枠を使わず、2028年ロサンゼルス五輪を見据えた21歳以下の選手たちでメンバーを構成した。日本らしくパスワークに優れているが、得点を担う絶対的なストライカーは不在だ。
日本は3ゴールのMF石井久継(湘南ベルマーレ)をはじめ、ともに2ゴールのMF中島洋太朗(サンフレッチェ広島)や嶋本悠大(清水エスパルス)ら中盤の選手の得点が目立つ。それだけに、韓国としては2列目の選手による積極的な攻撃参加を防ぐことが重要となる。
また、日本はグループステージ3試合とトーナメント2試合を含む5試合で14ゴールを奪う一方、失点はわずか1点にとどまっている。守備の組織力に秀でている。
ただ、ウズベキスタンとの準決勝では壮絶な死闘となった。前後半を1-1で終え、延長30分でも決着がつかず、PK戦の末に9-8で勝利した。中2日で決勝を迎えるだけに、韓国よりも体力的な負担が大きいのは避けられない。
韓国ストライカーの自信「(優勝確率は)100%」
韓国の強みは“火力”だ。負傷を抱えるOA枠のイ・ギヒョクとMFヤン・ヒョンジュン(セルティック)の状態が懸念されるが、もう一人のOA枠であるMFオム・ジソン(スウォンジー・シティ)が今大会3ゴール4アシストと大暴れしている。準決勝でも2アシストの活躍を見せた。
OA枠のイ・ギヒョク、ヤン・ヒョンジュン、オム・ジソンはいずれも今夏の北中米W杯を戦ったメンバー。U-23世代ではペ・ジュノもW杯メンバーに選出され、MFカン・サンユン(全北現代モータース)がトレーニングパートナーとして帯同した。
所属する英2部ストークでは10番を着用し、「韓国サッカーの次世代エース」と呼び声高いペ・ジュノ。W杯直前の親善試合で負傷した影響で本大会での試合出場はなかったが、背番号10を背負う今回のアジア大会では全4試合に出場中。中国との準決勝では後半に逆転ゴールを記録しており、日本との大一番でも活躍が期待される。
ストライカーのイ・ヨンジュンは2試合で3ゴールを奪い、“フィニッシャー”としての確固たる存在感を示した。韓国は4試合すべてで2ゴール以上を挙げており、圧倒的な得点力を誇る。
イ・ミンソン監督は「韓日戦の特別さよりも、自分たちの目標を達成するために全力を尽くすだけだ」と覚悟を口にした。2試合連続ゴールを決めたイ・ヨンジュンは「(優勝確率は)100%だと思っている。ネガティブな発言をしてはダメだ。絶対にできると信じている。全員の目標は明確だ。1%も負ける気はない。絶対に金メダルを首に下げて帰る」と力強く語った。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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