サッカー韓国代表の“怪物ディフェンダー”、キム・ミンジェが怒りを爆発させた。
事実上“1人DF”として立ち回った彼は、交代後に監督と舌戦を繰り広げ、ベンチでもスパイクを投げつけた。
ロベルト・モレノ臨時監督率いるサッカー韓国代表は、蔚山(ウルサン)文殊(ムンス)サッカー競技場で開催されたベネズエラとの親善試合で、0-0の引き分けに終わった。
国際サッカー連盟(FIFA)32位の韓国は、47位のベネズエラを相手に終始、拙戦を見せた。
モレノ監督は、今回も4-4-2のフォーメーションを使った。結果は、韓国は負けなかったことが幸運だったくらい、失望させられるパフォーマンスだった。試合を控え、監督が強調していた「11人全員が攻撃と守備をするコンセプト」は見られなかった。むしろ簡単なパスミスを連発し、連携できないまま、バラバラにプレーした。
キム・ミンジェがいなければ、無失点で試合を終えるのは困難だった。彼は、積極的な守備と広い範囲をカバーする献身的なプレーで唯一輝いた。
もちろん、ベネズエラのシュートがゴールポストに当たる幸運な場面や、GKソン・ボムグンの好セーブもあったが、キム・ミンジェの活躍が最も際立っていた。
キム・ミンジェも、もどかしさを隠せなかった。彼は、後半35分にキム・テヒョンと交代してピッチを後にする際、監督と強い口調で何か話した。そうして、ベンチに座るやいなや、スパイクを強く投げつけた。軽い負傷によって、トレーニングもまともにできていなかった彼としては、満足いくはずのない試合だった。

試合終了の笛が鳴った後、インタビューでキム・ミンジェの考えを聞くことができた。彼は、「大きな展開が必要な試合だったが、結果を出せず、悔しい。改善が必要なところが多い」として、「フォーバックの話をしているのではなく、チーム一丸となって戦い、競り合い、守備をしなければならない。それができていない」と指摘した。
続けて、彼は「正直ディフェンダーたちを見ていると、かわいそうだ。全体的に皆で一緒に戦っている感じがしなかった。このような試合なら、7-0、9-0で勝っても嬉しくないと思う」と率直に述べた。
最後に、「チーム一丸となることが最も重要だ。個人が輝くより、チームが1つにならなければならない。そうしてこそ、チームのレベルも上がる。皆で頭を突っ込んで走らなければならない」と強調した。
“トータルフットボール”を主張していたモレノ監督の意気込みも虚しく、ベネズエラ戦で残ったのは、キム・ミンジェの覚悟が決まった発言だけだった。彼の言う通り、次の試合では覚醒した姿を見せるほかない。

モレノ監督も、キム・ミンジェの発言を理解した。彼は、「キム・ミンジェは、チームで非常に象徴的で重要な選手だ。後ろでチームを引っ張り、戦い、勇気を与えてくれる。それだけに、引き分けという結果は十分ではないはず。そのような話は、十分にし得ると思う」と明かした。
そうしながらも、“ワンチーム”で戦えなかったという指摘には、同意しなかった。11人全員が守備をすることが重要だと強調していた監督は、「上手くいったと思う。攻撃はもちろん、守備も11人全員が走った。フィジカルデータが証明している」として、「データで見ると、選手たちが走らなかったわけではない。攻撃と守備の両方で走った」と主張した。
なお、韓国代表は、来る10月6日に龍仁(ヨンイン)ミルスタジアムで、Aマッチ4連戦の最後の試合を戦う。相手はウズベキスタン。ここでは、変化した姿を見せなければならない。
(記事提供=OSEN)
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