日本を破り金メダルを獲得したU-23韓国代表のイ・ミンソン監督が、選手たちに感謝を伝えた。
イ・ミンソン監督率いるU-23韓国代表は10月3日、豊田スタジアムで行われた愛知・名古屋アジア大会男子サッカー決勝で日本に1-0で勝利した。
韓国はこれで2014年仁川大会、2018年ジャカルタ大会、2023年杭州大会に続くアジア大会“4連覇”を成し遂げた。直近3大会連続で日本との決勝となったが、そのすべてで勝利を収めた。
決勝にふさわしい熾烈な戦いだった。前半を両者無得点で終え、後半に入ると日本がプレスの強度とスピードを上げた。韓国は後半立ち上がりから守勢に立たされたが、相手に得点を与えず耐え抜いた。
そして後半16分、MFヤン・ミンヒョク(ウェステルロー)のクロスを日本のGK荒木琉偉(G大阪)が弾くと、エリア内でこぼれ球を拾ったMFオム・ジソン(スウォンジー)が左足を振り抜きゴールネットを揺らした。韓国は最後までこの1点を守り抜き、勝利を掴んだ。
試合後、イ・ミンソン監督は「難しい状況の中で金メダルを獲得した。選手たちには申し訳ないという言葉を伝えたい。監督である自分のせいで大きな注目を集めることができなかったにもかかわらず、金メダルを手にした選手たちに感謝している」とし、「これまでプレーしてきたピッチとはまったく違っていた。選手たちも決勝に対するプレッシャーや兵役問題という要素を抱えていた。選手たちがしっかり耐え、粘り強く持ちこたえたことが勝利の原動力になったと思う」と感想を語った。

指揮官も昨年5月のU-23韓国代表監督就任以降から厳しい道のりを歩んだ。今年1月のU-23アジアカップで大会4位に終わった際は国内で“解任論”も叫ばれた。
「苦しかったのは自分自身に落ち度があったからだ。試合に臨むにあたっては毎試合が決勝戦だった。その部分が最も辛かった。毎試合全力を尽くしたし、良くない試合内容に対して多くの批判も受けた」というイ・ミンソン監督は、「この大会(アジア大会)は結果が最も重要視される大会だったため、そういう意味で目的を果たしたと思っている。そんな選手たちが本当に誇らしい」と振り返った。
イ・ミンソン監督は今大会一番の立役者として、オーバーエイジ枠のMFヤン・ヒョンジュン(セルティック)を挙げた。今夏の北中米W杯にも出場したヤン・ヒョンジュンだが、今大会は初戦のカタール戦でフル出場して以降は負傷の影響もあり、グループ第2節から決勝までの4試合をベンチで見守った。わずか1試合のみの出場だったが、それでも指揮官はヤン・ヒョンジュンを称えた。
イ・ミンソン監督は「すべての選手が一番の立役者だ」としながらも、「ヤン・ヒョンジュンはオーバーエイジとしてチームに合流したが、1試合に出場した後に負傷しプレーできなくなった。陰で献身的にサポートしてくれたことが、ピッチに立った選手たちにとって大きな助けとなった。あえて一人を挙げるならヤン・ヒョンジュンを挙げたい」と説明した。

北中米W杯での早期敗退から混乱が続いた韓国にとって、前日の女子サッカー銅メダルに続き、今回の男子サッカー金メダルは久しぶりの嬉しいニュースとなった。
イ・ミンソン監督は「自分たちが金メダルを獲ったからといって韓国サッカーを立て直せるわけではない。このチームから多くの選手がA代表へとステップアップし、再起の足がかりになってくれればと思う」とし、「自分がこの場で韓国サッカーについて論じることはできない。指導者たちが努力しなければならない。選手たちもファンに闘魂を見せる部分を伸ばしていくべきだ」と強調した。
なお、イ・ミンソン監督体制のU-23韓国代表は今回のアジア大会をもって終了。2年後のロサンゼルス五輪出場を目指すU-21代表は、現役時代にベガルタ仙台にも所属したキム・ウンジュン監督のもとで今年6月から本格始動しており、今回のアジア大会決勝と同日にオーストラリアと親善試合を実施して2-1で勝利した。オーストラリアとは6日に第2戦を行う予定だ。
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