またしてもサッカー選手をめぐる問題が起きた。
金メダル獲得の喜びを表現したパフォーマンスや発言が、相次いで物議を醸している。
愛知・名古屋アジア大会にサッカー韓国代表として出場したチェ・ウジン(全北現代モータース)は10月4日、自身のSNSに声明文を投稿。「私が投稿した金メダルのセレモニー動画について、多くの方が不快感や不愉快な思いを抱いていることを知りました」と明らかにした。
U-23韓国代表は前日、男子サッカー決勝で日本を1-0で下し、大会史上初となる4連覇を達成した。
優勝後、チェ・ウジンが公開したセレモニー動画が物議を醸した。足を引きずるような動きをした後、靴から金メダルを取り出す姿に、一部のSNS利用者からは、最近発生した韓国軍兵士の地雷事故を連想させるのではないかとの疑問の声が上がった。

ただし、この動作だけをもって、特定の事故をからかう意図があったと断定することはできない。チェ・ウジンが見せたジェスチャーは、マラソン大会などでメダル獲得を祝う際に使われるセレモニーでもある。靴に何かが引っかかったような動きをした後、メダルを取り出して見せるというものだ。
チェ・ウジンも撮影の経緯を説明し、そうした意図を明確に否定している。
今回の騒動の背景には、9月21日に京畿道坡州市の南北非武装地帯(DMZ)で発生した地雷爆発事故がある。
9月30日の報道によると、当時、捜索路を開拓する過程で2度の爆発が発生し、捜索大隊長や下士官らが負傷したという。
国防の義務を果たす中で兵士らが負傷した事故が伝えられていたことから、一部の利用者はチェ・ウジンの動きをこの事故と結びつけて受け止めた。動画への批判とともに、兵役特例制度を見直すべきだとの主張も上がった。
チェ・ウジンは、事件の深刻さと兵士たちの犠牲が持つ重みを理解していると説明。自身のセレモニーが同事件を侮辱するものとして受け取られるとは考えていなかったとしながらも、公開する動画について十分に配慮できなかった点を認めた。
「さまざまな方が目にするコンテンツについて、より慎重に考え、もっと細かく判断すべきだったことをあらためて反省しています」とつづり、不快な思いをした人々に重ねて謝罪した。
韓国軍兵士に対しては感謝と敬意を表明。また、国のために尽くす過程で犠牲となった人々とその家族に対しても、慰めと哀悼の意を示した。

チェ・ウジンは「今回のことをきっかけに、自分の言葉や行動が及ぼす影響と責任について、あらためて深く考えます」と約束。プロサッカー選手として、ピッチ内外で責任ある姿を見せられるよう、慎重に行動するとした。
今回の韓国代表チームは優勝後、兵役をめぐる発言や行動が相次いで物議を醸している。ヤン・ミンヒョクのインタビューやイ・ギヒョクの「軍隊には行きません」という発言、パク・スンスの「除隊帽」の写真について、それぞれの選手が謝罪したほか、大韓サッカー協会も国民や現役兵士に失望と傷を与えたとして謝罪文を発表した。


