海外出身のK-POPアイドル、30歳を前にどこへ行く? 「韓国に残るか、母国へ帰るか」の“二択”は過去へ | RBB TODAY

海外出身のK-POPアイドル、30歳を前にどこへ行く? 「韓国に残るか、母国へ帰るか」の“二択”は過去へ

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海外出身のK-POPアイドル、30歳を前にどこへ行く? 「韓国に残るか、母国へ帰るか」の“二択”は過去へ
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海外出身のK-POPアイドルは、グループのその先をどう描くのか。

その現在地を考えるうえで、ガールズグループi-dle・ウギはわかりやすい存在かもしれない。

【写真】見えちゃいそう…ウギ、危ういポーズ

ウギは最近、2ndミニアルバム『二十七』をリリースした。母国の中国語を中心に、27歳になった自身の内面を表現した作品だ。

さらに10月11日の広州を皮切りに、成都、北京、上海など中国主要都市でソロファンコンサートを開催。広州公演は約1万席が完売したという。

中国出身のウギが中国で人気を集めること自体は、不思議な話ではない。興味深いのは、彼女がi-dleを離れたわけでも、所属事務所CUBEエンターテインメントを離れたわけでもないことだ。

K-POPアイドルとして活動を続けながら、母国では「ウギ」という一人のアーティストとして個人キャリアも築いている。

海外出身アイドルの“その後”は、いつの間にか「韓国に残るか、母国へ戻るか」という単純な二択ではなくなっている。

27歳ウギ、中国で突然売れた?

そもそもウギの中国活動は、今回始まったものではない。

i-dle・ウギ
(写真提供=OSEN)i-dle・ウギ

2018年にi-dleとしてデビューした翌2019年には、中国版『ランニングマン』として知られる人気バラエティー『奔跑吧』にレギュラー出演。その後も中国でテレビ出演を重ね、音楽サバイバル番組への出演、OST参加など、歌手としての活動も広げてきた。

さらに上海ディズニーランドのプロジェクトや広告にも起用され、中国国内で着実に知名度を高めている。

だからこそ、今回の1万席完売も、K-POPで有名になったスターが突然中国へ進出した結果とは言い切れない。韓国でi-dleとして活動する一方、中国でも何年もかけて自分の名前を浸透させてきた。その積み重ねの先に今回の中国語作品とソロ公演がある。

そして2024年末、ウギを含むメンバー全員がCUBEエンターテインメントと再契約した。

母国でこれだけ活動できる基盤を持ちながら、韓国の所属事務所との関係も、i-dleというグループも維持したわけだ。

「韓国の所属事務所を離れる」とは限らない

かつてK-POPの海外出身メンバーには、韓国で知名度を得たあと、所属会社との契約終了やグループ離脱を経て、母国での活動を本格化させるケースも目立った。

中国出身メンバーが相次いでグループを離れたEXOは、その象徴的な例の一つだろう。miss A出身のジアもJYPエンターテインメントとの契約終了後、中国での活動を本格化させた。

EXO
(写真提供=OSEN)2013年当時のEXO

しかし現在の選択肢はもっと多い。

例えば、SEVENTEENのジュンとディエイトは、グループに在籍しながら中国で個人活動を展開。日本人では、NCTのユウタがNCTやSMエンターテインメントとの関係を維持したまま、日本でソロ歌手として活動している。

NCT・ユウタ
(写真提供=OSEN)NCT・ユウタ

TWICEのミナ、サナ、モモによるユニットMISAMOも、日本人メンバーが韓国のグループに所属しながら母国市場で別のブランドを築いた例だ。

MISAMO
(写真提供=OSEN)MISAMO

つまり、母国での活動を本格化させるために、必ずしも韓国の所属事務所を離れる必要はなくなってきたということだ。

“次の道”は一つではない

一方で、すべての海外出身メンバーが韓国の所属会社との個人契約を維持するようになったわけでもない。

BLACKPINKのリサは、グループ活動ではYGエンターテインメントとの関係を維持しているものの、個人活動についてはYGと契約せず、自身の会社LLOUDを設立。その後、母国タイとの結びつきを前面に出した活動も展開している。

BLACKPINK・リサ
(写真提供=OSEN)BLACKPINK・リサ

タイ出身のGOT7・ベンベンも、JYPエンターテインメントを離れた後にソロ活動を本格化させ、母国タイでの活動も広げた。

ここが現在のK-POPのおもしろいところだ。

所属会社に残る。別の会社へ移る。自分で会社を作る。グループを維持しながら母国でソロデビューする。あるいは母国向けユニットを組む。

どれか一つが新しい“正解”になったのではない。選べる進路そのものが増えているようだ。

30歳を前に、「グループの次」をどう作るか

海外出身メンバーのなかには、10代から20代前半で韓国へ渡り、K-POPアイドルとして長い時間を過ごしてきた人も少なくない。

しかし20代後半になれば、再契約やソロ活動、その先の30代をどう生きるかという問題が現実味を帯びてくる。

そこで問われるのは、「グループを辞めるかどうか」だけではない。K-POPで築いた知名度やファン層を、自分自身の長期的なキャリアへどうつなげるのか。その選択肢が以前より大きく広がっているのだ。

i-dle・ウギ
(写真提供=OSEN)i-dle・ウギ

27歳になったウギは、その年齢をそのままアルバムタイトルに掲げ、中国語で自分自身を歌った。彼女が選んだのは、K-POPか中国か、どちらか一方ではなく、i-dleのウギであり続けながら、中国では一人のソロアーティストとしても歩いていく道だ。

海外出身メンバーにとってK-POPは、もはや「韓国で成功するための場所」だけではないのかもしれない。

そこで築いた知名度や経験を母国や世界へ広げ、その後の10年、20年につなげていくための土台へ。ウギの『二十七』は、そんな海外出身K-POPアイドルのキャリアの変化を映す作品にも見える。

◇ウギ プロフィール

1999年9月23日生まれ。本名はソン・ユチ。2016年、北京で開催されたCUBE公開オーディションを通じて入社し、2018年に(G)I-DLEのメンバーとしてデビュー。愛らしい犬顔が特徴で、デビュー当時は“イプトク妖精”(アイドルに興味がなくても推さざるをえない魅力を持つアイドルのこと)と呼ばれ、2021年版の「世界で最も美しい顔100人」で22位にランクインされた経歴を持つ。そんな可愛らしい顔とは裏腹に、スタイルの良さが際立つメンバーの一人だ。中国人メンバーだが韓国語も得意で発音も良く、韓国人と間違われるほどの実力を持つ。

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《スポーツソウル日本版》

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