米倉涼子が主演を務めたドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』の韓国リメイク版が、放送初週から視聴率14%を超え、過去最高のヒットを記録しているなか、一部の医師の反発により困難に直面している。
10月15日、自身を整形外科医だと明かしたネットユーザーA氏は、自身のSNSに文章を投稿し、SBSの金土ドラマ『ドクターX:白衣のマフィア』(以下、『ドクターX』)に関する陳情を提出したと知らせた。
A氏は、『ドクターX』のシーンを巡り「回診を不必要な雑務のように描写している上、医療スタッフを無能な悪役として単純化し、医療行為の不確実性までも無視する演出が繰り返されている」と指摘し、「劇としての誇張は理解できるが、これほどであると、医療の現実に対する誤った認識を植え付けかねないと判断した」と問題を提起した。
これとともに、去る10月13日、韓国放送メディア通信審議委員会(韓国の放送・通信規制機関。委員は大統領が任命)に『ドクターX』に対する放送審議申請の内容を公開した。
申請の理由は、「医療の現実の歪曲および医療人の描写」だった。A氏は、「実際の制裁に繋がる可能性は低いと見ている」としながらも、「問題提起は必要だと考えた。専門家として誤った認識が定着するのをただ見ているわけにはいかない」と強調した。

10月9日、韓国で初放送された『ドクターX』は、天才的な手術能力で不条理に立ち向かう“手術室の狂犬”、ケ・スジョン(演者キム・ジウォン)の爽快な医療ノワールドラマだ。
第1話から視聴率11.4%を記録し、2024年の『熱血司祭』シーズン2以降に放送されたSBSドラマのうち、最高のスタートを切った同作は、第2話で14.9%に跳ね上がり、急激な上昇曲線を描いた。
しかし放送後、一部の医師の間では、作品内の考証問題や医師という職業を過剰に否定的に描いている点に対する指摘が相次いだ。こうしたなか、放送審議申請の陳情まで登場し、危機に瀕している。
ただし、ドラマの特性上、虚構の想像力が加わるしかないだけに、一部の人の間では、このような抗議や陳情が「過剰反応」だという意見も続いている。
なお、今回の放送審議申請に関連し、SBS側は、別途コメントはしないと伝えた。
(記事提供=OSEN)
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