ボーイズグループRIIZE(ライズ)を脱退したスンハンをめぐる騒動が、思わぬ形で法廷へと続いている。
所属事務所SMエンターテインメントが、かつてスンハンのRIIZE復帰を求めて集団行動をしていた匿名SNSアカウント2件について、運営者の身元特定に向けた手続きをアメリカで進めているというのだ。
韓国メディア『時事ジャーナル』が10月16日、独自に入手したアメリカでの訴訟記録をもとに報じた。
それによると、米テキサス西部地区連邦地裁は10月14日、SMエンターテインメントがXに対して申し立てた証拠開示申請を認めた。SMが申請を提出してから9日後の決定だった。
一日で3300件超えの投稿、SM側が主張
『時事ジャーナル』によると、SMエンターテインメントが身元の確認を求めているのはX上の匿名2アカウントだ。

申請書では、これらのアカウントによる活動として、SMへの批判、スンハンの処遇をめぐる主張、不買運動の呼びかけ、組織的なハッシュタグ運動などが挙げられている。
特にSM側が問題視したというのが、同社が運営するアーティスト権益保護センター「KWANGYA 119」への繰り返しの投稿だ。
SM側の主張によると、あるアカウント運営者はフォロワーに対し、スンハンの復帰を求める内容を大量に送るよう呼びかけ、「最低5つのアカウントを作る」「キャッシュを削除する」「機内モードを一度切り替えて再び投稿する」といった方法まで案内していたという。同じ掲示板に10分以内に再投稿できない制限を回避するためだったとされる。
その結果、2024年10月15日の一日だけで、スンハン関連の投稿約3368件がスパムまたは組織的な投稿に分類されたとSM側は説明。2025年8月7日までの累計は約3万2785件に達したとしている。
SM本社周辺での設置物も問題に
もう一つのアカウントについては、SMエンターテインメントの韓国本社付近に風船や横断幕、広告車両、照明付きの電光掲示板などを設置したと指摘されている。
SM側は、許可なく規制対象となる公共空間を占有して業務を妨げ、対応のため相当な人員を投入することになったと主張している。
こうした行為をめぐり、SMはすでに韓国で2人の運営者を相手取った民事訴訟を起こしており、今回のアメリカでの手続きは、韓国での訴訟を進めるため、被告の身元を特定する目的で行われたものだ。

ただし、今回の決定によってSMがただちに運営者の個人情報を得られるわけではない。『時事ジャーナル』は、X側が今回の決定に異議を唱える場合には、再検討を申し立てることができ、裁判所が改めて判断する可能性もあるという。
本人はすでに新たな道へ
スンハンは私生活をめぐる問題が指摘され、2023年11月から活動を中断。2024年10月にはRIIZEへの復帰が一度発表されたものの、ファンの反発が続き、わずか2日後にグループ脱退が発表された。
その後は自身のアーティストブランド「XngHan&Xoul」を立ち上げ、2025年7月に1stシングル『Waste No Time』でソロデビュー。今年9月30日には日本1stシングル『HIGH BEAM』をリリースし、日本でも正式デビューしている。
かつて復帰の是非をめぐって大きく揺れたRIIZEを離れ、本人はすでに新たな活動へ踏み出している。
一方で、当時の騒動をめぐる法的手続きは、今なお続いている。
◇スンハン プロフィール
2003年10月2日生まれ。本名ホン・スンハン。2023年9月に7人組ボーイズグループRIIZEのメンバーとしてデビュー。しかしその直前から、私生活の問題が指摘されるようになり、同年11月には活動を無期限で中断することに。2024年10月11日にRIIZEへの復帰が発表されたものの、多くのファンから反対の声が上がり、わずか2日後に正式なグループ脱退が発表された。脱退後は、自身のアーティストブランド「XngHan&Xoul」を立ち上げ、2025年7月に1stシングル『Waste No Time』をリリースしソロデビューを果たした。
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