日本でも配信中の韓国ドラマが、劇中のあるセリフをめぐって批判を浴びている。
アマゾンプライム・ビデオで配信中の『あなたとは違う恋愛』(KBS 2TV)だ。
10月18日に放送された第10話では、アン・ウンジン演じるイ・ミドが、ハン・テスン(イ・ジュアン)を守るため、相手の弁護士を強い言葉で威圧する場面が描かれた。
ハン・テスンは同僚弁護士から、「弁護士の品位をこれ以上落とすな。酒の接待やロビー活動で食いつなぐのはやめろ」「あなたと同じ弁護士だということが恥ずかしい」などと非難される。
これにハン・テスンが「恥ずかしいのは裁判で負けることだ。俺にはお前のように判事や検事の親はいない。負けないためには歯を食いしばって何でもやらなければならない」と反論すると、相手もさらに挑発。怒ったハン・テスンが詰め寄ろうとしたところを、イ・ミドが制止した。

その際、イ・ミドは相手に対し、「1分後にあなたに性的な嫌がらせをする」「今すぐ消えなければ、何があってもズボンを脱がせて、ここで恥をかかせる」と警告。さらに、自分が本気になれば服を脱がせることなど難しくないという趣旨の発言まで続けた。
「本当に必要なセリフだったのか」
問題となったのは、相手を追い払うための“脅し”として、性的な嫌がらせや強制的に服を脱がせる行為を持ち出したことだ。
劇中では、イ・ミドの物おじしない性格や、ハン・テスンを守ろうとする姿を強調する意図があったとみられる。

しかし放送後、韓国では「こうした内容をセリフとして使う必要があったのか」「本当に公営放送のドラマなのか」など、表現の適切さを疑問視する声が相次いだ。
韓国メディア『ニュースピム』も、公営放送のドラマでこうした内容を“威圧の道具”として扱った点を問題視する声が出ていると伝えている。また『ニューシス』も、けんかを止めるという劇中の意図とは別に、相手を制圧する手段としてこうした表現を用いたこと自体が不適切だとの批判が出ていると報じた。
今回の論争とは別に、『あなたとは違う恋愛』は視聴率でも苦戦が続いている。序盤から全国視聴率2%台で推移し、第9話と第10話はいずれも自己最低となる1.8%を記録した。
ソ・ガンジュン、アン・ウンジンを主演に据えながらも、数字では厳しい状況が続くなか、今回のセリフをめぐる論争まで重なった形だ。
なお、『あなたとは違う恋愛』は、交際10年目を迎えたカップルが、慣れ親しんだ関係のなかで新たな感情と向き合っていく姿を描く恋愛ドラマだ。
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