WINNER出身のナム・テヒョンが、飲酒運転の再犯をめぐり控訴審に立った。
実刑判決を受けた彼は、“最後の機会”を求めて善処を訴えた。
10月22日、ソウル西部地裁第2-2刑事部(控訴審)は、道路交通法違反(飲酒運転)などの罪に問われたナム・テヒョンの控訴審初公判を開いた。
ナム・テヒョンは昨年4月27日午前4時10分ごろ、飲酒した状態でソウル・江辺北路のイルサン方面を走行中、トンジャク大橋付近で前を走る車を追い越そうとして中央分離帯に衝突する事故を起こしたとして起訴された。
事故による人的被害はなかったが、当時のナム・テヒョンの血中アルコール濃度は、免許取り消し基準の0.08%を上回る0.122%だったことが確認された。
さらに、制限速度80kmの道路を時速182kmで走行し、速度制限に違反した罪にも問われている。ナム・テヒョンは2023年にも飲酒運転の疑いで立件され、罰金600万ウォン(約70万円)の略式命令を受けていた。

加えて、麻薬使用の罪で2024年1月に懲役1年、執行猶予2年の判決を受けていたが、その執行猶予期間中に再び飲酒運転をしたことで、世論から厳しい批判を浴びた。
当時、警察は執行猶予期間中に飲酒事故を起こした点を考慮して拘束令状を請求したが、裁判所は「拘束する理由が不十分だ」として棄却した。
これを受け、今年4月の1審で裁判所は、ナム・テヒョンに懲役1年と罰金100万ウォン(約12万円)を言い渡した。裁判所は「被告人は道路交通法違反の罪で起訴され、自白と補強証拠によって有罪が認められる」とし、「飲酒運転で罰金刑を受けた前歴があり、麻薬類管理法違反による執行猶予期間中にも今回の犯行に及んでおり、強く非難されるべきだ」と指摘した。
その一方で、「被告人が犯行を認めて反省している点などを総合的に考慮し、刑を決めた」と量刑理由を説明した。
しかし、ナム・テヒョンは実刑判決を不服として控訴。10月22日に行われた控訴審で、検察側は「被告人の控訴を棄却してほしい」とし、懲役1年を言い渡した1審判決を維持するよう求めた。

一方、ナム・テヒョン側の弁護人は最終弁論で、「過去の飲酒運転歴は、知人の車が出庫できるよう、自身の車を約5m移動させる過程で発生したものだ」と説明。「過去に前歴があるという事実だけでなく、具体的な経緯もあわせて考慮してほしい」と訴えた。
さらに、ナム・テヒョンがこの1年間、一般の会社員として働く一方、住民センターなどでボランティア活動を続けていることにも言及。「自身の過ちを振り返り、反省していること、誠実に生きようと努力し、自粛している点を考慮してほしい。本当に反省している姿勢を踏まえ、最後の機会を与えてほしい」と善処を求めた。
ナム・テヒョン本人も最終陳述で、「飲酒運転という危険で誤った行動をしてしまい、深く反省している」とし、「今回の事件を経験し、自分の人生を振り返った。以前はつらいことがあると投げ出し、間違った方法で人生と向き合っていたが、もうそれではいけないと気づいた」と述べた。
続けて、事故後について「苦労して仕事を見つけ、任された役割を果たしている。酒は完全に断ち、公共交通機関を利用している」と説明した。
さらに、「ボランティア活動やカウンセリングも続け、同じ過ちを繰り返さないよう生活そのものを変える努力をしてきた。二度と酒で判断を鈍らせず、自分の誤った選択によって他人の命や安全を脅かすことはしない。社会の中で働き続け、家族への責任を果たしたい」と善処を訴えた。
なお、ナム・テヒョンの控訴審判決は、11月19日午前10時に言い渡される予定だ。
(記事提供=OSEN)
◇ナム・テヒョン プロフィール
1994年5月10日生まれ。2014年にボーイズグループ・WINNERのメンバーとしてデビュー。2年後にグループを脱退し、その後はバンド「South Club」を率いて活動。2019年7月に二股問題が浮上し、2022年8月には恋愛バラエティ番組出身の恋人に麻薬投薬を暴露されて議論に。さらに2023年4月には飲酒運転容疑で検察に送致されるなど、トラブルメーカーのイメージが強い。麻薬類管理に関する法律違反の容疑で裁判にかけられ、2024年1月に懲役1年、執行猶予2年を言い渡された。


